そりゃ、怒るわ。
- 2010/07/12 21:47
昨日のF-1は可夢偉君がまたしても頑張りましたね。特にタイヤ交換後にコースに戻ったところで真後ろにシューマッハーが来ていて、それをまだ温まっていないタイヤで抑えきったのは見事でしたね。
前戦のアロンソとブエミのパッシングもそうですが、彼は見せ場を作る機会に恵まれていますね。もちろん見せ場を作っているのは彼で、それをきっちりと良い結果に持っていっているのは素晴らしい事ですが、なかなか実力を示すチャンスに恵まれない事も多いと思うので、やはり彼は選ばれた人間なのかもしれませんね。
ところで、ベッテルとウエバーのクラッシュから二人の不仲説が浮上していましたが、今回またしても新しいウイングをベッテルだけに装着すると言う事件がありましたね。それも、ベッテル用のウイングが壊れたからって、ウエバーの車から外してベッテルに付けちゃったんだから、そりゃ、怒りますよね。
その結果、ポールはベッテルで2位にウエバーとなったもんだからウエバーにしたら、「あのウイングさえ。。。。」ってなりますね。
それでなくても、天才と呼ばれるベッテルがパートナーですから、相当頑張っていないと、負けちゃいそうです。常に張り詰めた気持ちでいるところにチームがベッテルの味方と解ってしまったんだから、「この怒りはいったい何処に?」ってなりますよね。
しかし、優勝はウエバーでした。ベッテルはスタートで失敗して接触もあって緊急タイヤ交換で最後尾。その後の混乱でポイント圏内まで帰ってきますが、やっとの8位。僕はベッテル嫌いじゃないですが、今回のレッドブルがウエバーにやっちゃった仕打ちはやはり良い感じはしませんでしたから、ウエバーが勝って、ベッテルが下位に沈んだのはちょっと「天罰?」と思っちゃいますね。
それとは別に、アロンソとマッサのコンビも厳しいですね。最初はそんなに差は無かったと思ったのですが、最近のマッサはアロンソにまったく歯が立ちません。レーシングドライバーは自信の塊みたいなもんですから、「あいつには勝てない。」なんて思ったら、それでおしまいです。
マッサも好きなドライバーじゃありませんが、アロンソを嫌いなので、なんとなくマッサを応援しちゃいます。励ましのお便りとか書いちゃおうかと思うくらいです。
しかし、F-1ドライバーは選りすぐりのエリートで、みんなが優れているのに、その中でも当然、より優れている人がいるんですよね。厳しい世界です。
レースが面白いのは、自分の力を試せる事ですね。悪い結果の時には、「俺の実力ってこんな程度?」と落ち込みそうになるし、良い結果の時にはその分の喜びがあるわけです。
ダメなレースで自信を失いかけた時に、「根拠はないけど、自分の実力はこんなもんじゃない!」って強く思えるようにならなくてはいけません。それはとても大事な事です。その自信はどうしたら持てるのか?それは、どのくらいレースに情熱を持っているか?だと思います。
初心者の内はどうしてもタイムを目安にしちゃいます。タイムが出ると自信が持てて、タイムが出ないと、「なんだかダメかも。。。。」ってなります。でも、本当はどれだけ練習したのか?または、忙しい合間を縫って、準備をちゃんとしたとかの方が、大事なんですよね。「やれる事はみんなやった。」と本当に思えれば、それが意外と自信になったりします。レースはコースで走る事だけではなくて、前のレースが終わったらすぐに次のレースが始まるって感じですかね。だから、コースで争っているのは仕上げであって、その前の段階のほうが、長くて大変なんですね。
今週末は鈴鹿です。自信満々とは程遠い状況ですが、今の自分に出来る精一杯ではあります。少しでも前戦よりも良いレースがしたいと思います。
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