路面。
- 2010/06/14 21:56
昨日のカナダGPはコースレイアウトがマクラーレン向きだった事で、マクラーレンのワンツーフィニッシュでしたね。
カナダはランオフエリアが少なくて、モナコのように壁ギリギリに攻めないとタイムが出ない厳しいコースです。毎年、ペースカーが出動する頻度が高いのですが、今年は1回も入らなかったですね。
カナダは路面のグリップが悪いので、タイヤに厳しいコースで、それを見越したコンパウンドのものを使用しているはずなのに、ブリヂストンの予想を遥かに上回る路面の悪さでした。
その影響で、各チームの戦略も途中で変更しなければならなかったりして、最後はいったい誰が勝つのか解からない面白いレースになりました。
興味深かったのはレッドブルで、ベッテルとウエーバーの二人を違ったタイヤ戦略で戦わせました。結果はベッテルが4位のウエーバーが5位でした。
ですが、最終的な順位やタイム差よりも戦況は微妙で、路面の状態がもう少し改善されれば、ウエーバーの優勝もありえたと思えました。路面は生き物なので、どんどんと変化します。長丁場のF-1が終盤に差し掛かる頃には、まるで違う事になっているもんです。今回はその路面の変化に賭けたウエーバーがそのために精一杯の状態を維持し続けていたのが面白かったですね。結果的にはギャンブルに敗れて、タイヤの磨耗が進んでしまいました。ハミルトンに追いつかれて、壁に向かってスライドさせながら立ち上がって行くウエーバーは仕事人って感じで、良かったです。
しかし、今年のF-1は面白いですね。ハミルトンが連勝して、遂にポイントリーダーですが、バトンと僅かに3ポイント差ですし、ウエーバーとも6ポイントしか離れていません。まだまだ解かりません。次のバレンシアが待ち遠しいですね♪
承認待ち
このコメントは管理者の承認待ちです。