6月末から3連戦。
- 2010/06/05 22:19
いつの間にか6月です。白糸シリーズなんですが、6月はありません。ですが、6月20日の鈴鹿練習会に始まって、翌週は瑞浪のレースです。その翌週が白糸シリーズで、1週空けて、鈴鹿です。
6月は梅雨に入るので、レインレースもありえます。先日の白糸シリーズの土曜日に僕の甥っ子はそこそこ仕上がっていました。ですが、当日は雨で、レインレースになり、今年からカートに乗り始めたばかりの甥っ子は初めてのレインレースで経験の無さから、厳しいレースになりました。
ドライでそこそこ走れるようになっていても、レインはまた別です。逆に、レインが速いドライバーは間違いなくドライで速く走れます。それは何故かと言うと、レインを速く走るためには、路面の状況を良く観察しながら走らなければなりません。レインはドライと違って、水の量でラインがまるで変わります。朝から一定の雨が降り続けている場合でも、時間と共に、コース上の水量は変化してきますし、雨自体の量が変化すると、路面の水量は急激に変化します。そうなると、1周前に走ったラインと違ったラインを瞬時に判断してトレースしなければなりません。こう言う、繊細なドライビングが出来るドライバーは間違いなくドライ路面でも、他のみんなと違った視点で路面を睨み付けているはずです。
また、グリップレベルが低下するレイン路面では、車体の向きを変えるポイントと変え方に大きな差が出ます。ドライでは差が出にくいのですが、レインでは大きな差になります。ヒントを出すとすると、コーナーの長さはドライバーによって違うと言うことです。
ご存知のように、カートにはデフもサスペンションもありません。したがって、カートは基本的には曲がりにくい乗り物です。だから、ステアリングを切っても思っているように向きが変わりません。カートのコーナーリングに不可欠なのはスピードです。ある程度の速度が出ていないと、カートはとっても曲がりにくい乗り物となってしまいます。
例えば、白糸の8コーナーが上手く曲がれないドライバーがいるとします。足回りをいじったり、エアー圧を変化させたりしても、なかなか思ったようにならないなんて事があります。こんな場合に振り返ってもらいたいのが、8コーナーのひとつ手前の7コーナーの脱出速度です。これが低いと8コーナーの進入速度があがりません。すると、8コーナーでブレーキングしても、思ったような向きにカートが向いてくれません。
話を戻すと、レイン路面では鋭く加速させて、コーナーの進入速度を上げることによって、向きが一気に変わります。向きを早いポイントで変えることが出来れば、ステアリングはニュートラルの位置に戻っているので、また鋭く加速させることが出来ます。
こんな走りが出来るようになると、レインもまた楽しくなっちゃいます。どうですか?早速試してみたくなったでしょう?
では、具体的にはどんな技術が必要なのか?覚えてレインマイスターになりたいチーム員は僕と一緒に雨の練習に行きましょう。知ってしまえば「今までの苦労はなんだったんだ。。。。」って感じです。レインマイスターってカッコ良いと思いませんか♪
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