瑞浪SL最終戦
- 2016/12/01 15:57
先週末は瑞浪SL最終戦がありました。今回はジュニアクラスに4台、アバンティに1台の5台が参戦しました。
今回は終日ウエットでのレースになって、雨の量こそ変化がありましたが、タイトラから一日中、レインタイヤを装着してのレースでした。
今回も1周タイトラが採用されましたので、冷たい雨の中で、技量とメンタルの両方が試される形になりました。
まず、ジュニアですが、マヒトが唯一の58秒台に入れて、ポールポジションを獲得しました。リヒトが3位で、セナ君はアタック中にスピンを喫してしまい、最後尾です。
オオモリ君も、ユーズドレインでの出場となって、冷たい雨の中の1周タイトラはビハインドが大きく、好タイムとはなりませんでした。
予選ヒートがスタートして、ポールスタートの緊張からかマヒトの加速が鈍く、2コーナーまでにセカンドの選手に先行されてしまいます。その後は、終始攻め続けますが、ブロックラインも厳しく、このまま2位でフィニッシュかと思ったファイナルラップの11コーナーでトップの選手がブロックを意識するあまり、イン側に若干のスペースが出来て、そこを逃さずにギリギリのパッシングを敢行して、そのまま予選ヒートをトップでフィニッシュしました。
リヒトもマヒトに続きたいところでしたが、逆に後方の選手とのバトルになって、4位へと後退してしまいます。
セナ君は、スタートでジャンプアップに成功しますが、やはりバトルになって、最後は6位でフィニッシュです。タイムももうちょっとのところまで来ているので、決勝に期待が掛かります。
オオモリ君はやはりタイヤが厳しいらしく、ペースが上がりません。このままレインタイヤでのレースが続くと、上位に顔を出すことは難しそうです。
いよいよ決勝がスタートします。雨の量も一気に増えて、リスクは一気に高まります。そんな中で、緊張のスタートを切るマヒトは今度はスタートを決めて、順調にトップを走ります。
2位の選手もパッシングの間合いには入れずに、このまま徐々に引き離せればと思っていた2周目に、2位の選手が単独でスピンを喫して、予選ヒートの流れから、マヒトに唯一、追走してこれそうだったドライバーが消えて、マヒトの独走が始まります。
毎周、後続を引き離しながら完全にぶっちぎりになってからもペースを落とさずにファースティストを連発しながら完全に一人旅でトップチェッカーを受けました。
マヒトにとって、嬉しい初優勝は、タイトラから予選、決勝、そしてぶっちぎりのファースティストラップとまさに完全優勝で、別格のレースだったと思います。
彼の優勝を決定づけたターニングポイントは予選のパッシングにあったと思います。予選でしたので、リスクはありましたが、あそこでトップに立っておいたのが、優勝への大きな一歩だったと思います。勝負所で強さを発揮出来てこそ一流なので、優勝する事が当たり前のドライバーへの第一歩ってところでしょうか。
リヒトも3位に上がり、マヒトと二人そろっての表彰台に期待がありましたが、逃げるマヒトの背中を見ながら焦りもあって、4位に後退してしまいます。この辺りは好調なマヒトに追いつきたい気持ちが強く出過ぎた結果かもしれません。まったくレースは精神的にしんどいスポーツですね。
セナ君ですが、決勝はキャブレーションの開度を勘違いしていて、まったく走らないエンジンと格闘しながら終了してしまいました。これもヘビーウエットの決勝を走るプレッシャーからでしょうか。
オオモリ君にとっては、まさに一日の中でももっとも厳しいヘビーウエットでの決勝になって、最後の最後まで良いパフォーマンスを発揮出来ずに終了となりました。
最後にタシロッチのレースですが、彼もまたユーズドレインで出場する事になって、冬の冷たい雨の中では、タイヤの性能差は大きく、上位に上がれる術はなくて、終始残念なレースでした。やはり前準備をしっかりして、みんなと互角で戦える武器をもって、レースに出場するべきですね。次回に期待したいと思います。
さて、今年も残すところ鈴鹿最終戦のみです。僕は出場しませんが、ヤスダ君がMAXレースにデビューします。セナ君も鈴鹿初挑戦ですし、何かと楽しみなレースです。
しっかりと準備をして、ベストを尽くして欲しいと思います。
元祖 伝説の男!!
マヒト選手、優勝おめでとう!!
初優勝が完全優勝で、しかもウェットレースだったなんてかっこよすぎです。スピードだけじゃ勝てないからね。次は、リヒト選手の番かな??
今週末の白糸レンタルレースでは、楽しくバトルしましょう♪