瑞浪SLが終わって。パート2
- 2016/10/12 22:42
KTマスターズの二人は公式練習から好調でミッフーがトップのヤマシタさんが2位でしたが、ヤマシタさんにオレンジボールフラッグが出てしまい、ピットに戻ります。しかし戻るまでに時間が掛かりすぎたのでペナルティを取られてしまいタイトラのタイムに1秒加算されてしまいます。
タイトラはミッフーが3番手のヤマシタさんが8番手です。
予選ヒートはスタートで2位に立ったミッフーがそのまま2位でゴールします。ヤマシタさんは一旦はかなり後方まで下がりましたが、最後は6位まで戻してフィニッシュです。
決勝がスタートして、2位をキープするミッフーに対して、ヘアピンでパッシングに行ったヤマシタさんは止まりきれずにスピンを喫して、そのままエンジンが掛からずにリタイアしてしまいます。レインよりもドライの方が速そうだったヤマシタさんには待ちに待ったドライの決勝だっただけに、残念なリタイアでした。
しかしミッフーも、まだ周回も浅い、2位を走行中に単独スピンで後方にドロップしてしまいます。3位の選手は抜きに来れなそうだったので、こちらも自滅と、なんとももったいない結末です。
最後にアバンティの二人ですが、タイトラで2位の選手をコンマ8秒程引き離してキクチ君がぶっちぎりのポールです。タシロッチも明らかに速そうでしたが、1周タイトラで前のドライバーに追い付くと言う通常ではあり得ないような不運に見舞われて、6位となってしまいます。アタックを阻まれなければキクチ君とワンツーもあったと思うので、残念な結果です。
予選ヒートが始まって、トップのキクチのチェーンガードが外れてオレンジボールです。これによりキクチ君は大幅なタイムロスで上位から脱落です。さらに終盤にエンジンも壊して、決勝はエンジンを積み替えたためのペナルティで最後尾からの追い上げです。
キクチ君が消えて、代わりにタシロッチが上がって来てトップに立ちます。タシロッチはそのまま後続を引き離してぶっちぎりのトップチェッカーを受けます。
決勝を前にキクチ君には、「落ち着いて行けば最後尾からでも君のスピードならトップに立てるので、慌てずにじっくりと行きなよ。」とアドバイスをしたのですが、決勝がスタートするとやはり気持ちに焦りがあって、ヘアピンまでにジャンプアップして3位に来ていたのに、そのまま2位に仕掛けて、リスクの高そうなコーナーでならびかけて接触。スピンして思いっきり後方に沈みます。
その後は単独でファースティストを出しての走行ですが、上位に届く筈もなく、レースは終了です。彼もまた、優勝してもおかしくないスピードを持っていながら、自滅で終了です。
さてポールスタートのタシロッチですが、ドライ路面になってからは、精細を欠いて、すぐに2位に落ちます。しかしそこで踏み止まって、徐々にトップに近づき始めたのですが、途中からガス欠になって2位もキープ出来ずに3位に落ちます。重量オーバーなタシロッチがギリギリまでガソリンを減らした結果のガス欠で、これも言ってみれば自滅ですね。
今回のレースはレインで始まった事でグレンブルーチーム全員が上位を走る力がありました。しかしドライになると他のチームも普通に走り始めるので、一気にマージンを失って、そこにメカトラやら、自滅的な行動やらが加わって、レースが失われて行きました。
レースはメンタルスポーツなので、強い精神力が必要です。加えて面倒な準備や整備を確実にこなす情熱も必要です。みんなの意識改革に期待したいと思います。
ミッフー
皆さん、お疲れ様でした。
今回のレースは、悔しいより、申し訳ない気持ちが強いレースでした。
自分のミスで、自ら表彰台を逃がしてしまい、色々アドバイスしてくれたボスや、応援してくれたチームの皆、特に、土日と雨の中、一生懸命メカを頑張ってくれたヤマグチ君に申し訳ない気持ちでした。
何十年振りかの1周タイトラも、さほど緊張せずに走れたのに……
レースは、相手との勝負もありますが、自分自身との勝負もありますね!!
次のレースは直ぐなので、少しでも進化出来ればと思っています!!
とにかく今回は、申し訳気持ちと、逃がした表彰台は大きかったレースでした。