瑞浪ウインターカップ
- 2016/01/19 16:50
先週末は瑞浪ウインターカップがありました。
この時期の瑞浪は雪の影響もあり得たのですが、寒さもそれほどでもなく、雪の影響もありませんでした。
それでも冬の凍てつく路面は、最近の僕の課題なので、テストとしては充分な状況でした。
サワダ君のアバンティデビュー戦は、どちらかと言うとお試しの意味合いが強かったので、あまり予算をかけないように事前テストも無しのぶっつけ本番で臨みました。
前日の短い走行時間では、キャブレーションに手こずってしまい、もうちょっとのところで終了してしまいました。
タイトラは、まずまずでしたが、やはりキャブレーションの美味しいところで走れていなかったので2回の予選を使って、微調整を施します。
2回の予選をそれぞれ上位で通過して、プレファイナルのグリッドは、なんとセカンドグリッドです。
そして決勝は昨年の瑞浪シリーズのチャンピオンさんと争って4位でフィニッシュです。
今回の参戦で、上位で戦う難しさと楽しさが経験出来たと思うので、今シーズンに生かして欲しいと思います。
僕のレースは、相変わらずタイトラがよろしくなくて、仕上がりも悪い上にアタックラップでガッツリと引っ掛かって、19位になってしまいます。
予選1ヒートまでに仕様変更をしてスタートでのジャンプアップに掛けます。
スタートは上手く決められて、ヘアピン、タコツボと順位を上げられて、かなりのジャンプアップが出来ましたが、最終コーナーで追突されて、そのままイン側のダートに押し出されてしまいます。
結局、予選1は最後尾まで落ちて、そこから追い上げて21位で終了です。
予選2は今度はヘアピンの多重クラッシュのど真ん中にいて、激しくクラッシュ。やはり一気に順位を大きく下げて、またまた追い上げ再開です。このヒートは15位でフィニッシュです。
この予選2のクラッシュでステアリングシャフト回りが大きく曲がり、アライメントが狂ったまま走行したことで、フロントタイヤが変磨耗してしまいました。
今回は予選が2レースあって、その後プレファイナルがあってから、ファイナルヒートがある長丁場なので、これはとても痛かったのですが、なんとかプレファイナルでタイヤの表面を整えるように走る事にします。
プレファイナルのグリッドは19位です。プレファイナルがスタートして作戦どおりに、無駄なアクションをせずに、ひたすらタイヤを意識した走りに徹しましたが、レースはかなり荒れた展開になって、前のドライバーのパッシングに便乗して順位を上げた結果、ファイナルの順位は9位です。
タイヤの変磨耗もかなり改善する事が出来たので、ファイナルは思いっきり走れそうです。
ファイナルまでに最後の仕様変更をしてグリッドに付きます。そしていよいよファイナルがスタートして、今回もスタートは決まって、順位を上げます。
序盤に6位までは来ますが、シニアの若いドライバーはパッシングのタイミングが悪く、かなり無理をして入って来るので、接触を避けて緊急回避をすると一気に3台、4台と抜かれます。
そこからまた、きちんと1台づつ抜いて上がっては、緊急回避で大きく順位を下げるを繰り返していましたが、それでもトップグループで争い続けて、残り周回数から、最後の本気モードで前に出ようと思ったのですが、急激にエンジンが遅くなって、そこからは、集団の中にいるのが精一杯になってしまいました。
レースはファイナルラップになって、みんなが激しさを増したところでなんとか1台をパスして8位でフィニッシュです。
ファイナルの途中までは、かなり良い感じでした。ストレートもインフィールドもパフォーマンスは充分で、周りのドライバーがちょっと遅く感じられたのですが、失速の原因はマフラーの中のサイレンサーが折れてしまった事でした。
今回のレースはエントリーが31台で若いドライバーの中にマスターズ勢も放り込まれた形でしたが、若くて速いドライバーと互角に戦えたのは収穫でした。
総合では8位でしたが、マスターズ枠では優勝となって、賞金も頂けたので、最後のメカトラは残念でしたが、充分なテストが出来ました。最後の決勝は速い仕様で走れたので、充実したウインターカップだったと思います。
これで凍てつく鈴鹿の開幕戦も、なんとかなりそうな感じになったので、今回のようなメカトラに気を付けて良いレースがしたいと思います。