一歩前進
- 2015/03/23 21:30
昨日の鈴鹿選手権は晴天の中で行われました。
今回は、ナオさんとマコちゃん、ヤマシタさんにマスダ君、そしてケンタと僕が出場しました。
まず、ナオさん達ですが、タイトラでマコちゃんが7位のナオさんが11位です。ヤマシタさんはエンジンが掛からずに、押してピットに戻した事でペナルティとなって、最後尾です。
ナオさんは、もう少し上位で終われそうだったのですが、アタックの全てが引っかかって、不本意な11位です。
予選ヒートでナオさんは7位までジャンプアップしましたが、マコちゃんは前の接触を避けてピットロードに飛び込んでしまいます。
ヤマシタさんは、スタートを決めて、4コーナーまでにかなりの順位を上げましたが、S字で接触して、またも決勝は最後尾です。
そして、決勝です。スピード的には十分にトップグループの中で戦える感じのナオさんはスタートでまずはジャンプアップしたいところですが、接触して逆に順位を下げてしまいます。
その後、追い上げて、6位でフィニッシュです。タイトラのアタックが決まっていたら、全く違ったレースになったと思いますが、久しぶりにそこそこスピードのあるナオさんでした。次も期待したいと思います。
マコちゃんは後方発進から徐々に順位を上げましたが、もう一歩セットが決まっていないらしくスピード的に厳しくて上位に返り咲くことはありませんでした。
ヤマシタさんも最後尾から徐々に上がってきましたが、ファイナルラップに接触して、あと半周でしたが、無念のリタイヤです。
ケンタとマスダ君のアバンティコンビですが、マスダ君は現状で鈴鹿の攻略が出来ていない感じで、良いラップタイムまで到達していません。アタックが上手く決まったとしても中断が精一杯の状況です。
ケンタは4年ぶりの鈴鹿です。公式とタイトラの合計10分間では、思い出す暇も無かったと思いますが、それでもレースですので、少しでも上位を目指します。
タイトラの結果は、ケンタが頑張って10位でマスダ君は15位です。
ケンタのアタックもあまり決まったとは言いがたいので、もう少し感覚が戻れば、少しは楽しめそうです。
予選ヒートですが、久しぶりに動かしたケンタのカートのブレーキにトラブルが出て、すっぽ抜けるように突然、止まらなくなったらしく、2コーナーで乗り上げて大きく順位を下げます。
次々に抜いて上がって、決勝のグリッドは12位です。まだまだ挽回出来るポジションです。
マスダ君もスタート直後の混乱で大きく遅れて、なかなか挽回も出来なくて、決勝のグリッドは23位です。
そして、決勝がスタートして、今度もスタートが決まらない二人です。さらにケンタは中盤で3コーナーで抜きに行って接触、またしても大きく順位を下げてしまいます。
その後、追い上げて、最終的にはケンタが15位のマスダ君が16位でした。まだまだ感覚が戻り切っていないケンタと現段階でスピード不足なマスダ君。次までに、しっかりとトレーニングを重ねないと、簡単には優勝争いに食い込めそうにはありません。踏ん張りどころですね。
さて、僕のレースですが、金曜日から鈴鹿入りしたにも関わらず、決勝日に積んだこともないエンジンを登録した段階で、「これじゃ、日曜日入りと変わらんね。」とメカのとくさんと笑いました。
まずはタイトラです。ジェットも「そんなもんだろ。」ってところでコースインです。
すると、加速しない症状はあるものの、そこそこスピードはありそうです。
「これが決まれば!」ってアタックがありましたが、ちょっと間合いが足りなくて追いついてしまい、コンマ1~2秒ほどロスをします。しかし、そこそこと思ったスピードはまずまずらしく、タイトラの結果は9位とシングルポジションをゲットします。
予選までにタイトラで感じたキャブの症状を改善するべく、セットを変更します。
予選ヒートがスタートして、1~2コーナーで上手く2台か3台抜きましたが、直前のカートが接触したので、ブレーキを踏んだところ、加速しないゾーンに突入して、裏ストレートで一気に抜かし返されます。その後も激しく追突されたり、押し出されたりで大きく順位を失いながらも、また抜かし返して最後は元の9位に戻って終了です。
そんなレースですが、まったくペナルティはありません。僕は接触せずに王道のパッシングで抜きますが、僕を抜けないドライバー君達は突き飛ばして抜いて行きます。誰かを突き飛ばしてポジションを上げたらダメでしょう!F-1だって、サイドバイサイドでコース外に押し出したら、接触していなくてもペナルティになるんだから、ゴチーン!って突き飛ばして、自分だけポジションを上げてるんだから、あきらかに失格ものです。
まったく鈴鹿はダメですね。鈴鹿はコースは素晴らしいですが、オーガナイズは最低です。いくら言っても直らんのだから話になりませんね。
とにかく鈴鹿にはがっかりですが、なんとか謎の症状に引導を渡すために、決勝もセットを変更します。
予選のセット変更では上向くことはありませんでした。逆に高速域で失火するような症状が出て、グラフで見ても明らかに伸びていません。この症状も消さなければなりません。
そして、決勝です。今度もスタートを決めて、裏ストレートでも抜かれずに、ヘアピンまで来ます。そこでパッシングに行って、もう十分にトップグループってところで、一気に加速しないゾーンに突入します。スタート直後の裏ストレートで加速したので、大丈夫と思って抜きに行きましたが、やはり症状は消えていなくて、それはそれは面白いくらいに一気にごぼう抜かれです。
気を取り直して、最終コーナーなら少し回転が高いので、大丈夫かなと、また抜きに行きますが、またしても思いっきり失速して、大幅にポジションダウンです。
これですっかり中段に埋もれたところで、なんと!タンクを止めているボルトが折れたらしく、コーナーの度に、タンクが外に飛び出そうとします。
飛び出そうとするタンクが僕の足を直撃しますので、その度にバランスが失われて、とてもとても乗りにくいカートに変貌します。
しかし、レースはまだたっぷりと残っています。仕方ないので、とにかく足を上手く狭めて、タンクを支えながら走ります。
そのままライバルさん達とバトルです。厳しいながらもなんとか凌いでいましたが、ファイナルラップに2台に抜かれて、14位でフィニッシュです。
相変わらず、僕のレースには色々な事が起きます。長くレースをしていますが、レース中にタンクが外れたのは初めてです。
でも、加速しない症状は消えませんでしたが、エンジンそのものはかなり良かったらしく、色々な部分でタイムを失っているはずなのに、上位陣とのタイム差は僅かです。
通常の旋回が出来れば、加速しない感覚は一瞬です。でも、鈴鹿の場合はエンジンのピックアップが要求されるので、その一瞬がグラフにもタイムにもしっかりと現れます。
特に、パッシングや接触を避けるためにブレーキを強く踏んだ後には、回転が落ち込むために、物凄く大きなタイムラグがやってきます。
単独で走るのであれば問題ありませんが、レースですので通常の回転よりも落ちる事もあります。なんとしても解決しないと、まずい症状です。
次のレースは瑞浪です。消せるだろうか。。。
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