あの手この手で。。。
- 2015/03/09 21:41
昨日の瑞浪開幕戦は、濡れた路面にスリックタイヤで公式練習が始まりました。
僕は土曜日にキャブの違う仕様を試していましたが、どれも今一歩だったので、速いラップを刻めた仕様に戻してコースインしました。
すると、路面が濡れているために回転が落ちすぎてしまっているのか、アクセルを開けてからエンジンが吹けるまで、物凄く長いタイムラグがあります。
ウエットに近い路面にスリックなのに、ドライと同じギアレシオで走ったからなのか?と半信半疑でしたが、そのままタイトラに臨みます。
タイトラは完全にドライでしたが、公式練習の時と同じくらいタイムラグがあります。「これはヤバいぞ!」と思いっきり焦りましたが、単独でのアタックになってしまったのに、トップと千分の3秒差の2位です。
でも、ロガーで確認しても体感でも、明らかにトラブルが起きていると断言できるくらい加速するまでにタイムラグがあります。
このままではマズいので、キャブの仕様変更をして予選に向かいます。
予選がスタートして、心配した通り、ローリングのペースでは、まったく加速しません。神経を集中してベストなスタートを切りましたが、一気に抜かれそうです。ラインを精査して、なんとか3位で2コーナーに進入します。
そのままヘアピンで抜いて2位に戻り、次の周のタコツボでトップに立ったところで、今回から始まったフルコースコーションです。
原因は最終コーナーで発生した多重クラッシュの処理のためで、ペースカーこそ入りませんが、トップの僕を先頭に、スローペースで周回します。
そして、クラッシュの処理も終わり、グリーンフラッグと共に、リスタートです。
ここでも、加速しない僕はヒヤヒヤですが、なんとかトップをキープします。
その後、2位争いもあり、なんとかトップでチェッカーを受けて、決勝のポールポジションを獲得します。
しかし、どう考えても、このままトップを守れるような状況では無いので、対策を考えます。
色々な方に症状を話して情報を集めたところ、EVOのコンバージョンに同じ症状が出たという話を入手します。僕のエンジンも、旧型にEVOエンジンのパーツを移植したコンバージョンですが、他のコースで僕と同じコンバージョン仕様に同じトラブルが発生したらしく、やはりローリングでありえないくらい順位を下げてしまったようです。その対策を色々な方に聞いて回わった結果、有力な情報を教えてもらい、仕様変更を施します。
さらに、排気バルブのソレノイドも念のために変更して、決勝のグリッドに着きます。
コースインしてすぐに、施した対策も交換したパーツも、なんの効果も無かった事が解り、相変わらず低速と中速の加速が厳しい状況です。特に低中速は、本当に壊れているとしか思えないほど加速しません。
さしあたって、まずはローリングです。ローリングペースまで落ちると、本当に加速しないので、下手したら追突されかねません。
僕の通常のローリングペースよりも、少しだけペースを上げて、ストレートに戻りますが、スタートはディレイです。
次の周も同じくらいのペースで戻りますが、またまたディレイです。
僕のペースが若干速いから?と焦りますが、なんとか次でスタートが切られます。
ペースを上げていても、やはり本来の加速からは程遠く、背後に張り付かれた感覚を覚えながらコーナーに突入します。
幸いにも2コーナーまでに抜かれることはなく、タイヤの温め方もあって、しばらくそのままトップを走ります。
2位争いが落ち着いて、遂にトップを明け渡す時が来ました。それも一気に2台に抜かれて、3位に降格です。
すぐに背後に付いて、抜き返したりもしましたが、2位の選手のスピードはずば抜けていて、僕の目の前で、1コーナーをアウト側を通って、そのままトップに出てしまいました。
あまりの事にびっくりですが、とりあえず、トップに立ったそのハイスピード君を追うのは諦めて、もう一人の選手との争いです。
残り周回数を数えながら、2位に立ちます。ファイナルラップを2位で通過して、タコツボまで来ます。
加速しないながらも、この仕様で可能なベストでヘアピンを立ち上がれたので、ファイナルラップでしたが、タコツボでブロックラインは通りません。
思った通り、僕をパッシングするには、かなりの無理な飛び込みをしなければならなくて、そうなると当然、止まり切れません。
クロスラインで問題なしのはずが、4位の選手がつながって入ってこようとしていて、クロスラインを取りつつ、4位の選手と接触しないようにラインを消す、とても難しいラインにカートを運んで、無事に2台を抑え込むことに成功します。
なんとかそのまま、2位でフィニッシュとなりました。
今回のレースですが、結果はポールからスタートして2位と残念なレースでした。しかし状況的には、不可解なトラブルに付きまとわれて、ポイント圏外でフィニッシュも十分にあり得たと思います。
タイトラ、予選、決勝と、ベストな走りを繋げられたからの2位と思っています。
シーズンは長いです。今回の2位は最終戦を迎えるころには、有効なポイントだと思います。気持ちを切り替えて、鈴鹿までに原因を突き止めたいと思います。
しかし、優勝したドライバーさんは速かった。長く瑞浪でレースをしてきましたが、速いドライバーがトラブルで後方から追い上げているならまだ解るのですが、トップ争いで1コーナーでアウトから抜くなんて事は見た事ありません。
ドライバー的にも速い方ですが、それにしても速かった。予選までは、上位にいなかったのですが、決勝に爆発したようです。こんな事もあるのがMAXです。まったく面白いです♪
とくさん
お疲れ様です。
難とか2位死守といったところでしょうか?
レースライブで見ていたのですが決勝の2コーナーでアウトから抜いて行った人凄かったですね~
最終のZコーナーのライン取りとそこからの加速が凄いと言うか、それまでにもたまに映る映像では、やはり最終からの立ち上がりが異様に速かったですよ彼は…
それと、ストレートエンドの伸びがあると言うか鈴鹿の3コーナー手前の伸びみたいなのが毎回有りましたね。
彼も、コンバージョン仕様ですね、マフラーが新型が付いてましたね。