瑞浪決勝日
- 2014/06/23 11:00
昨日の瑞浪チャレンジは雨で始まって、決勝はドライ路面になりました。
公式練習の段階で、やはり決定的にピックアップが感じられません。これは前回のレースでも同じ症状で、雨の中のキャブレーションなのか、雨カバーなのか不明だったので、今回は事前に雨カバーの違う仕様を用意して、さらに前回の決勝で間違った方向に向かってしまったキャブセットも変更して臨みましたが、細かい部分の違いはあるんですが、根本的な部分は直りません。
僕の順位は11位で、イワマさんが13位です。
タイトラまでに雨カバーの微調整とキャブを変更します。
タイトラが始まり、ここでも根本的にはまったく変わりは感じられないのですが、なんとか5位で終えます。イワマさんは9位です。
予選ヒートはかなり路面が乾いてきましたが、それでもレインタイヤでのレースです。
予選ヒートがスタートして、僕は1コーナーまでに4位に上がり、ヘアピンまでに3位に立ちますが、エンジンのピックアップが無いためにタイトなラインは通れないため、ヘアピンでまた抜き返されます。その後、3位争いが激化しますが、路面の回復と共にライバル勢の勢いが増してきて、最後は6位までドロップしてしまいます。
イワマさんは、スタートでエンジンが掛からずに、隊列から大きく遅れてしまいます。
隊列復帰が出来る11コーナー手前までに、自分のポジションに戻ることが出来ずに、その場で後方からのスタートとなるはずだったのですが、焦ったイワマさんは隊列復帰禁止区域に突入してからもポジションアップを敢行して、最終コーナーまでには、しっかりと自分のポジションに戻ってスタートしてしまいます。
当然これはペナルティで、レース後に競技役員さんから、かなり怒られたようです。ペナルティも重く、決勝ヒートの終了後に10グリッド降格との事でした。
決勝を前に、すっかり落ち込むイワマさんです。ほぼ、最後尾からのスタートに加えて、決勝でどんなに頑張っても10グリッド降格が決まってしるので、すっかり脱力です。
レース初心者のイワマさんですので、スタート時にエンジンが掛からなかった事で、冷静さを失って、ポジション復帰のポイントが限定されている事を忘れてしまったようです。やはりレースは場数が大事で、どんな事態になっても平常心を保てるようにしなければならないって事ですね。
そして、いよいよ決勝です。
僕はアウトスタートなので、上手くスタートを決めなければ、順位を下げてしまう可能性が高いため、集中してスタートを待ちます。
隊列は整っていたのですが、スタート直後にイン側のラインが密集していて、速度が落ちそうだったので、アウト側のスペースの広い部分に進路を変えます。
みんながイン側に意識が行っていたので、上手くアウト側から3位で2コーナーに進入する事が出来て、その後、タコツボで飛び込んで2位に立ちますが、バックストレートでのスピードが足りないために、11コーナーで抜かれて3位に戻ります。
タコツボのパッシングの精度が悪いと、バックストレートを左側を走って11コーナーのインをブロックするシーンが良く見られますが、精度的には悪くなかったので、特に問題なく立ち上がって、続く左コーナーでもインにカートが入ってくる様子も無かったのに、バックストレートのエンドでは簡単に抜かれてしまい、せっかくドライになったけど、今回もダメそうな予感がプンプンします。
周回が進むと、次々とストレートエンドで抜かれていって、5位まで落ちたところで、後続も途切れたので、そのままの順位でフィニッシュです。
ドライも前日から細かくテストをした結果、あまり宜しい仕様に辿り着けていなかったので、予想通りの展開で、とても優勝争いに加われるパフォーマンスはありませんでした。
スタート時の密集した中でのポジショニングとか、温まりきってないタイヤの限界を探るとかは、経験値でなんとか頑張れるのですが、レースが落ち着いてしまうと、やはり実力の勝負になります。
なので、いつも思うのですが、みんなスタートでリスクを背負ってムリなパッシングを敢行して自爆するシーンが多いのですが、あれが理解出来ません。スタートは混雑しているので、ぶつかる危険が多いです。ぶつかってしまっては、レースそのものが出来なくなりますし、危険を冒して、前に出てもレースが落ち着けば結局は実力の優るドライバーが前に出て行きます。
スタートはみんなで一致団結して、他人のスペースに踏み込まないようにして、無事にクリアするのが大切だと思うのですが、なんで無謀な勝負に出るのか理解不能ですね。
それとは別に、僕はレイン、ドライ共に、まだまだレベルを上げて行かないと、MAXエンジンを搭載したレースで上位を走るのは厳しそうです。
イワマさんは、修行と割り切って決勝に臨みましたが、レース序盤にメカトラブルでリタイヤとなりました。今回は予選でエンジンが掛かり辛かった事から流れが変わって、難しいレースになりましたが、相変わらず、レイン路面では長年レースに出続けているネームバリューのあるドライバーさんを抑えて、まずまずなタイムで走れます。
経験値で言ったら、十二分なパフォーマンスだと思うので、継続してレースに出続けてもらいたいと思います。
しかし、今回もこんな感じで終わったMAXレースです。MAXエンジン+デロルトキャブの悩ましさったら、ハンパないですね。
逆にどうしてみんなが普通に走れるのかが解からないくらいです。
イワマさんに聞いても、ロガーを見ても、普通以上にエンジンは走っているし、コメントもエンジンは調子良いとの事。僕がエンジンをオーバーホールしてキャブも僕の考える良い仕様で走ってもらっているのに、なんで僕は?ってなりますが、どこかに僕がダメな部分があるんだと思うので、なんとか解明したいと思います。
今回はイワマさんのメカニックとして、ヤスダ君が土曜日から来てくれました。
彼もレースに出始めているので、今回のメカニックで自分がレースに出たのに匹敵する良い経験が出来たのではないでしょうか。
さて、今週末は鈴鹿です。予定では9名が練習会に参加します。また忙しい週末になりそうです。
とくさん
レースお疲れ様でした。
その、イワマさんのマシーンをそのままボス猿さんがそのままの仕様で瑞浪を走ってロガーで確認すればどうでしょうか?