suzuka
- 2014/05/26 15:26
昨日は鈴鹿選手権がありました。全日本選手権と併催だったので、通常の鈴鹿選手権とは、色々な違いがあって、なかなか大変でした。
まず、ハイグリップのKFクラスが走ると路面に変化が現れるので、KFクラスの直後のカテゴリーは、その影響を受ける形になります。
しかし、SLタイヤを装着するクラスの参加台数が100台以上いますので、KF直後のクラス、次のクラス、またその次のクラスと路面はどんどんと変わっていきます。
そんな難しい路面状況なので、ベストなセットで臨むことは難しく、ドライバーが路面の状況に対応出来るかどうかが鍵となるレースでした。
まず、ヤマシタさんとマコちゃんのクラスですが、予選落ちもあるため、2クラス分けでのスタートです。
前日から好調だったヤマシタさんは、タイトラでも絶好調で、単独でのアタックにも関わらず、リーダーボードのトップに居座ります。
しかし、自分のゼッケンがトップに表示されているのを確認してからは、走りが硬くなってしまい、その後の更新は難しくなってしまいます。
その後、タイトラ終了間際に、3位まで落ちてしまいますが、タイム差は僅かなので、予選に期待が掛かります。
マコちゃんは、セットがもう一歩、決まらずに、ヤマシタさんと違う組の9位です。
ヤマシタさんの予選ヒートがスタートして、デンジャラスな1~2コーナーを無事にクリアしましたが、4位にポジションを落とします。
しかしその後、ヤマシタさんを含めたトップグループ4台でテールツーノーズの攻防が続き、終盤に1台をパスして3位に順位を戻して終了です。この結果から、ヤマシタさんの決勝グリッドは6番グリッドです。
マコちゃんの予選ですが、スタート直後のクラッシュ等を上手く切り抜けて、その後も順位を上げて、5位フィニッシュです。マコちゃんの決勝グリッドは9番グリッドです。まだまだ優勝も狙えるポジションです。
二人の決勝がスタートします。スタートが鬼門のヤマシタさんは、ここでも順位を大幅に下げてしまいます。その後10位辺りを走行中に、後方のドライバーに追突されて、スピンを喫して、最後尾から再び走り始めますが、残念ながら期待されていた上位進出は難しくなってしまいます。まだレースは序盤だっただけに、残念な接触となりました。
マコちゃんですが、決勝に向けて変更したキャブにトラブルが発生して、まったく走らない状態になってしまい、無念のリタイヤとなりました。こんな事もあるのがレースですね。
グレンブルーから、もう一人のエントリーがヤスダ君です。ヤスダ君のクラスも予選落ちがあるので、2クラス分けです。
タイトラが終わり、心配していたように、前を走るドライバーに追いついてしまい、十分なアタックにはなりませんでした。順位は16位で予選通過が17位までなので、とっても危険なポジションです。
前日の練習でも速いタイムを出せるのに、まだまだ経験値的に誰かを抜くことが難しかったので、予選通過のボーダーライン上でのバトルに不安が募ります。
そして、予選ヒートですが、やはりここでも心配していたとおりに、オープニングラップの密集したポジション争いで一気に順位を下げてしまいます。周りで見ている僕たちの予想以上に大幅に下がってしまったので、デビジョン1通過が黄色信号から限りなくレッドになった感じです。
しかし、あきらめずに必死で走るヤスダ君です。レースが落ち着いてからは、ラップタイムも上がって来ます。しかしタイムでは勝るものの、パッシングが決まりません。
厳しい状況ですが、そこから終盤に向けて激戦のSSクラスの中ですので、危ないシーンも多く、クラッシュもあり、間一髪でそれらをかわして生き残るヤスダ君は急速に順位を回復して行きます。
気がつけば、スタート順位の16位まで戻ってきて、ファイナルラップまでに1台を抜いて15位でフィニッシュです。
まさに奇跡の生還って感じですが、激しいバトルにテンションが上がってしまって、クラッシュで自滅するライバルが多い中、冷静に生き残れるラインを探すことが出来ていたようなので、以前にも感じましたが、彼はぶつからないドライバーのようです。
ぶつかるドライバーは僕がどんなに諭しても何度でもぶつかってしまうので、これはスキルと呼べると思います。それもかなり高いスキルです。
この部分で言うと、ハラグチ君もこのタイプのようなので、これから二人がレースで経験を積めば、結果が出せるドライバーに成長するのではないでしょうか。
そして、決勝は30番グリッドからとなり、当初の目標だったデビ1進出決定です。
デビジョン1決勝がスタートして、今度は上手く順位を上げます。
参加台数が多いため、20位近辺とはいえ、周りにはそれなりの面子が揃っています。その中で、抜かれても、抜き返すバトルを展開しながら、最後は26位でフィニッシュです。ファイナルラップに最終コーナーで2台に抜かれてしまいましたが、今回の参加目的は、「激戦の中でしっかりと揉まれる事」だったので、デビジョン1に出場する事と全てのヒートで生き残ることの2点をクリアしましたし、スピードは十分でした。
こんな事から今回の鈴鹿参戦はとても有意義だったのではないでしょうか。
せっかく鈴鹿の会員になったので、このあとも是非、鈴鹿に挑戦して欲しいと思います。しかし、伸び盛りって良いですね~♪
セバスチャン
おお!レース組のみなさん結果出してますね。ボスの
臨場感ある報告読むうちに、手に汗握っちゃいました。久しぶりにカート活動始めるので、まずは白糸をまともに走れることを目指します~平日組の皆さんよろしくね。