難しいセッティング
- 2013/05/10 22:09
レースに出場して良い成績を残す。これがなかなか難しいわけですが、一番悩ましいのがセッティングです。
ドライバーの力量ももちろんですが、同じ力量であれば、勝負を決するのは、セッティングと戦略です。
戦略も非常に重要ですが、まずはセッティングの重要性に付いて考えてみると、レース出場を決めて、まずは練習に行ったりしますが、練習日の路面と決勝日の路面が違ったりします。
レースは新品のタイヤで戦う事が多いと思いますが、練習日には中古タイヤで走っているのに、決勝日には新品で走る。これだけでも難しい問題が次々に発生します。
しかし、参戦経験が増えてくると、なんとか想像力を駆使して、頑張って決勝日を走ります。しかし決勝日と言っても、朝一番の路面と決勝が行われる午後の路面とでは大きく様子が違う場合があります。タイトラの路面、予選ヒートの路面、そして決勝の路面とその時の状況でセッティングはガラっと変わったりします。こんな事からレースは難しいとなります。
そもそもレーシングカートのレースはワークスと言われるようなトップチームから参戦するような有名ドライバーと、プライベートチームから参戦する発展途上のドライバーとのタイム差があまりありません。
トップドライバーもセットが外れているカートで戦う場合は本来のパフォーマンスを発揮出来なかったりしますし、発展途上のドライバーでも、セットが決まれば、上位陣を脅かす事が出来ます。これがレーシングカートの魅力のひとつです。
でもやはり、トップドライバー、トップチームは過去の経験から、セットの方向性を見失う事が少ないですし、セットが外れてしまったカートでもトップドライバーは技を駆使して、ラップタイムの落ち込みを最小限に留める事が出来る。だからやはり彼らは常に上位に顔を出し続ける事が出来ます。
レースに参戦して、良い結果を頻繁に出せるようになるには、長い道のりになります。しかしカートレースは他のモータースポーツのように、プライベーターでは、どんなに頑張っても上位進出が無理ってわけではないので、夢は持てます。
カートレースにこれから参戦する予定のドライバーさんは、学ぶ事は多いですが、一歩ずつ前進して行って、上位を常に走れるドライバーになって欲しいですね。
チームとして、みんなに良いレースをしてもらうように頑張るのが僕の仕事なので、これからも難しい局面に立ち向かいたいと思います。みんなで一緒に頑張りましょう!
ミッフー
ボス猿さん、今回のコメント内容を実感出来たのが僕だと思います。
タイヤのエアーを、朝合わせた数値と午後の決勝時では違ってくる事、ユーズドタイヤとフレッシュタイヤの違いを改めて実感しました。
他にも色々と実感する事ばかりでした!
これから体のセンサーをもっと敏感にして、ほんの少しの違いでも対応していきたいと思っているので、また色々と教えて下さい。
9月の鈴鹿は、今回の結果よりも上を目標に頑張りま~す!
(^-^)v