間に合うか?
- 2012/10/22 21:51
今日は午後から神奈川県に行って来ました。
なんのために行ったかと言うと、大量の鉛を購入するためです。
何故、大量に鉛を購入したかと言うと、白糸レンタルカートレースで、ドライバーの体重をなるべくイコールにするために、軽いドライバー(耐久の場合はチーム)にウエイトを搭載するためです。
現在、ジュニアドライバーには10キロのウエイトを積んでいます。また、表彰台に立ったチームには次のレースで10キロのハンデウエイトを搭載してもらっています。それとは別に、ドライバーのウエイトをなるべくイコールにするようにするつもりです。
最終戦にあたる11月4日に、このイコールコンディション化を実施出来るかは微妙ですが、なんとか頑張って間に合わせられればと思っています。
これが、上手く機能すれば、重量級の方達には朗報となると思いますし、現在、トップグループを走る常連ドライバーさん達も、上位を走っているのは、決してウエイトが軽いからではないと証明出来るチャンスになると思います。
レーシングカートのレースでは、一部のクラスを除いて、体重が70キロを超えてくると、どうしてもウエイトオーバーになります。
そうなると、かなり上位を走る事が厳しくなります。
ですが、レンタルカートのレースは色々な体格の方が、楽しめるのが理想です。
次に、このウエイトのイコール化によって、もうひとつ面白いトライを同時にする予定なのですが、それは、ギアレシオの変更です。
現在のギアレシオは、ちょっとローギア―ドに設定されています。これは、白糸レンタルレースを始める前のテストで、僕が設定しました。本当はもう少し、ハイギアードの方がタイムは速かったのですが、エンジン回転を下げないで走る事が出来ない初心者さんと上級者さんの、タイム差が激しく出てしまう点と、重量級の方と軽量の方とのタイム差も大きくなってしまうので、現在のギアレシオになりました。
しかし、このローギアード化は別の問題を内包してしまいました。それは何かと言うと、エンジン回転がメーカーの推奨回転よりも、かなり高くなってしまい、その事で、高回転まで回るエンジンと推奨回転プラスアルファしか回らないエンジンとで、タイム差が出てしまう問題です。
これを、バルブクリアランスやら、キャブの調整やらで、イコールになるように頑張って来ましたが、ハイギアードになる事で、エンジン回転が下がりますので、トップエンドの伸びの違いは大幅に減ると思われます。
それと、あと一点なのですが、オーバーレブで使用している事で、エンジンの寿命が短く、走行中の振動も多い事で、マフラーもたびたび折れます。これもかねてから出来れば、解決したい問題でした。
今回の変更は、ウエイトを揃える事で、有利不利が減り、イコールになる事で、ハイギアード化も出来るって、一石二鳥を狙った作戦なのです。
しかし、朝のタイトな時間で、ドライバーの計量もしなければなりませんし、車両のくじ引きが済んだ後に、ウエイトを積まなければなりませんので、参加者のみなさんの協力なくしては、難しいと思っています。
他のレンタルカートコースに相談したら、「そこまで、こだわったレースにしているところは、無いですよ。」と半ば呆れられちゃいましたが、長くレースに携わって来て、やはり遊びであっても、公正で、有利不利の無いレースじゃないと、本気になれないんじゃないかと思っています。
なんとか最終戦に間に合わせたいと思っていますので、みなさんの協力、宜しくお願い致します。
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