白糸開幕戦
- 2012/02/05 18:17
今日は白糸レンタルシリーズの開幕戦がありました。
今日は、寒さも和らぐ絶好のレース日和となる予定でしたが、予報よりは若干、雲が多くて、お日様が陰ってしまうと、少しだけ肌寒く感じられました。
しかし、レースは耐久もスプリントもハイレベルな戦いとなりました。
まずは耐久レースですが、8チームが参戦してくれました。その中で、まったくの初参加が3チームあって、他にも昨年までとは、パートナーを変えて、参戦してくれているチームもあります。
予選が終了して、ポールポジションは「静岡県中部連合軍」さん達が獲得しました。
このチームはマスダさんとヤマグチ君が組んだ、ちょっと反則ぎみのチームです。
セカンドグリッドには昨年も常に上位を走り続けてくれた「こども」が入ります。
3位は昨年のレンタル耐久のチャンピオンチーム、「AMT」です。
この3チームに4位の「だんご」が混ざって、序盤から激しく争いますが、まず、「こども」が遅れ始めて、替わりに、「バンディーニ」が上がってきます。
かなり、僅差のレースが続きましたが、トップを走っていた「AMT」がピットロードの渋滞に捕まって、トップから3位に落ちてしまいます。
その結果、優勝は「静岡中部連合軍」となり、2位には「だんご」が入ります。そして3位に「AMT]です。
この3チームは同一周回で、ベストラップもコンマ1秒の中に納まる激戦でした。次の第2戦も楽しめそうです。
次に、スプリントですが、予選までを2クラスで戦ってもらい、上位4位までがデビジョン1に出走して、その以降の順位の人がデビジョン2となります。
予選を無事に4位通過しなければ、デビ2行きとなるので、予選から、かなり激しく順位を入れ替えます。決勝のクラス分けも決まり、ますは、デビ2の決勝からスタートとなります。
デビ2と言っても、上位陣はデビ1に出場しても十分なドライバーが多く、みんな、予選の戦い方の重要性を再認識しました。
デビ2の結果ですが、優勝がハセガワ選手で、2位にシュンが入り、3位にヤマザキ選手が入りました。次回はデビ1に残って欲しいメンバーですね。
そして、デビ1の決勝です。
ポールポジションはスピードは抜群のマズダさんが獲得します。まだ優勝はありませんが、常に上位を走り続けています。セカンドには昨年のスプリントのチャンプのミッフーです。3番手にショウが入ります。
かなり粒ぞろいのメンバーが揃ったデビ1です。最後尾には王子がいるのですから、レベルの高さが伺えます。
期待の決勝がスタートして、序盤にアキヤマ君が3コーナーで仕掛けて、ヤマグチ君と接触してしまい、その余波を受けて、数名がスローダウンして、隊列は一気に分断してしまいます。
トップグループを形成したのが、マズダさんとミッフー、ショウの3人です。次に、最後尾から這い上がって来た、王子とユウが第2グループです。
トップ3人のバトルはファイナルラップまで続きましたが、持ち前のスピードに勢いが加わって、マズダさんが、嬉しい初優勝を飾りました。2位には、ファイナルラップで前に出たショウが入り、3位はミッフーとなりました。
今年のレースを占う意味では、貴重なスタートダッシュを決められたチームやドライバーもいれば、痛恨のミスにより、出遅れた人もいたと思います。しかし、昨年よりも、より僅差となったと感じられた開幕戦でした。
寒い時期ですので、常連さんと初出場組の差が若干感じられたのですが、これも技術です。
タイヤのグリップを上げるのも、ドライバーの大事な仕事です。
タイヤの表面温度を適正な温度に早く上げれるドライバーは、レースを有利に戦えます。
これが、なかなか難しいのですが、これが出来るようになると、アンダーステアもオーバーステアも感じなくなります。
言い方を変えれば、タイヤを適正な状態で走れるドライバーとそうではないドライバーとでは、コーナーに入るときの、感覚も違うって事です。
速くて、強いドライバーはその辺りも上手かったりするので、一発のタイムで近づいてきても、なかなかレースで打ち破れないのは、そう言った総合力みたいな部分なんです。
これは、練習の時から意識する事が大切ですし、レース中にこそ、その部分を意識出来ると、良いトレーニングになります。
覚える事が山の様にあるのがレースです。だからこそ、速くて強いドライバーを目指したくなるんですね。
今年はまだ始まったばかりなので、最終戦までには、色々な部分をバランス良く伸ばしてもらって、今以上にハイレベルな白糸シリーズしてもらいたいと思います。
伝説の男?
開幕戦に参加された方、スタッフの皆さま、おつかれさまでした。
耐久の『静岡県中部連合軍』は、走り初め会の時に来ていた、マスダさんと『打倒!AMT!』という事で、結成しました。
耐久決勝では、ピット戦略を駆使して(内容は、秘密です♪)なんとか、優勝できました。
スプリント決勝では、残念な結果に終わりましたが、有効ポイント制なので、へっちゃらです。
ボス猿さんもブログに書かれていますが、タイヤの温度をいかに上げるかが、勝負の別れ目だと思います。
僕が、現役だった頃は一周タイトラで、泣いても笑っても、ワンチャンスだったのです。
その瞬間の集中力は凄まじく、その経験が今でも生きていると思います。
話は変わりますが、ボス猿さん、走り初め会の時に言われていた、3コーナーで差す時の精度とタイミングを意識しましたが、多少はよくなってますかね?ご指導、お願いします!