やっぱり面白い今年のF-1
- 2011/04/12 23:06
F-1も第2戦が終わりましたが、マレーシアGPもなかなか面白いレースでしたね。
路面温度が高かった事もあって、タイヤに厳しいドライバーは苦戦を強いられました。速いドライバーはタイヤに厳しいドライバーが多いですが、速いドライバーの中にもパフォーマンスを落とさずに、タイヤの磨耗を最小限に抑えられるドライバーが存在します。
これは、僕達、カートドライバーも同じで、速いドライバーの中にも磨耗を最小限に抑えられるドライバーがいるんです。
僕がチームのみんなに、目指して欲しいのはそんなドライバーです。
速く走るためには、コーナーでもグリップの限界で走る事になって、必然的に磨耗も進みます。脱出速度を上げるために、誰よりも早く加速体制に入るので、トラクションを最大限に利用します。そうなると、やはり磨耗が進みます。
速いドライバーはタイヤにとっては、厳しいドライバーって事になるのですが、速いのに、タイヤにも優しい。そんな都合の良い事が出来れば苦労はしないと言われそうですが、ちょっと視点を変えると、その相反する二つが可能となるんです。
今年のF-1はピレリタイヤ導入初年度って事で、これからも、磨耗の厳しいドライバーは苦戦するレースがあるかもしれません。そんな事を加味して考えると、タイトル獲得は誰になるのか楽しみですね。
さて、マレーシアGPで感じたのは、マッサはタイヤがピレリになっても、アロンソには勝てないんだなって事と、シューミーもマッサ同様に昨年の不振はBSタイヤの特性が合わなかったからとしていたのに、ピレリになっても、ロズベルグにスピードで負けているんだなって事です。
やっぱり、単純にマッサよりもアロンソの方がだいぶ速くて、シューミーはやっぱり歳には勝てないって事ですね。(これは、僕個人としてはかなり寂しいですが。。。。)
そして、もうひとつ、可夢偉君は凄いですね。メルセデスやレッドブルを格下のザウバーで抜くって、それはそれは難しいミラクルだと思うのですが、何回も実践していました。タイヤの磨耗も抑えて走っていましたし、彼のキャリアを考えると、とても素晴らしい事です。
速く走る才能もあって、ベテランのようにクレバーにも走れる。贔屓目を抜かしても、間違いなくF-1ドライバーの中でもトップクラスのドライバーだと思います。
ザウバーの戦闘力が一気に上がるか、もうワンステップ上のチームに移籍出来れば、F-1で優勝する事も夢ではないと思います。
今年はザウバーで走る以外の選択肢はないと思うので、なんとかザウバーの戦闘力が上がる事を願うしかありませんね。
今週もF-1です。失格にはなりましたが、開幕戦もポイント獲得圏内でフィニッシュしましたし、マレーシアでも7位でした。もうポイント獲得は目標ではなくなってきたと思います。今年、何処かで表彰台に立てると良いですね。
17日はレンタルレギュラー戦の第3戦もあります。昼間は白糸で楽しんで、夜はF-1を観る。楽しみです♪