ここからが難しい。
- 2010/09/03 22:48
今日はレンタルスクールをやりました。レーシングカートで鈴鹿にも出場しているジュニア君で、当然のように、最初からかなり良いタイムで走ります。
それでも、座学で基礎的な事から説明して、いつものように進めます。
オンボードカメラを装着して走ってもらった結果、改善したいポイントが幾つか発見出来たので、次の走行で修正してもらうように説明します。
ジュニアドライバーに理論を説明して理解してもらうのはなかなか難しいのですが、ご両親に説明する事も重要なので、難しくても説明を続けます。
次に、僕がカメラを装着して、後ろから撮影したり、前に出て走りを確認してもらったりしながら一緒に走ります。
僕の走行映像と自分の走行映像の違う点を探してもらって、さらに修正を加えます。
その甲斐あって、最終セクションの最終ラップがベストラップと言う理想的な形で終了出来ました。
もともとかなり良いタイムが出ていたのですが、それでもコンマ5秒ほど詰めることが出来ました。
彼のレースは鈴鹿がメインですが、白糸で勉強した事は鈴鹿でも生かす事が出来ます。今回は白糸でしたが、鈴鹿でも同じように細かく走りを修正して行ければ、同じようにタイムアップ出来るので、何処に問題点があるのかを把握して、それを修正するためには、どうしたらよいのかをアドバイスしてあげるだけです。今日、出来たのですから、鈴鹿でも出来るはずです。
ジュニア君に走り方をアドバイスしたとして、すぐに修正が利かない場合もありますが、その場合も修正出来ない理由が必ずあるので、その辺りを根気良く解説してあげれば、やがて走り方を変更出来るようになります。今日のジュニア君も最初は僕の説明を理解出来ていない所もありましたが、最後はほとんど理解出来ていたので、スクールの短い時間としては上出来と言えるでしょう。
初心者さんはタイムも遅い場合が多いので、ちょっと説明してあげるだけでも大きくタイムアップ出来ますが、今日のジュニア君のようにある程度以上に走れるようになっている場合はタイムはそんなにもう上げようがないですので、目に見えた変化が無いとスクールの有効性が伝わり辛いです。それでもオンボードカメラの映像等で、走りが好転しているのが解ると、タイムアップは大幅ではなくても、理解してもらえます。やはりオンボードカメラは有益ですね。
今回のジュニア君も第2回、3回と希望があるようなので、出来るだけ、短い時間でレベルアップしてもらって、レースで良い結果が得られれば良いと思います。
さて、明日から瑞浪です。ナオさんとタナ~カの二人ですが、ベテランだけに結果をしっかりと期待したいと思います。楽しみです♪