ナオさんと言う男。(復活!伝説の男シリーズ???)
- 2010/08/03 21:05
今年の夏はマジで暑いですね。先日の鈴鹿遠征でも、そのあまりの暑さに、グッタリでした。
さて、例年ですと夏の鈴鹿は特別で高校野球の聖地、甲子園のように、モータースポーツの聖地、鈴鹿に日本中から有力ドライバーが集結します。
ですが、今年は不況の影響が大きく、流石の鈴鹿もエントリーが減っています。それでも夏の鈴鹿ですから、予選通過が狭き門になる事は間違いないでしょう。
今回の鈴鹿遠征は参戦メンバーの最終調整のつもりでしたが、ナオさんは仕事で参加出来ませんでしたので、またしてもぶっつけ本番になりそうです。
速さもあって、強さもある。展開も作れて、パッシングも出来る。体型にも恵まれて、およそ隙のないナオさんですが、後もう一歩、最後の詰めが甘いんですよね。
レースに向けて、シャーシーとかエンジンのメンテナンスは大嫌いですから、よくトラブルにも見舞われます。
レースウイークはひとつでも多くのテストをして、ライバルよりも有利にレースを展開したいと思うのが普通ですが、緻密に物事を積み上げることが嫌いなナオさんは、メカの少年と楽しく談笑していて、あまりテストも進みません。
彼もきっとレースでは優勝したいと思っていると思います。その証拠に2位とか3位とかの表彰台では、よくもこんなに不機嫌な顔が出来るもんだと感心しちゃうくらい、不機嫌です。
何年か前の夏の鈴鹿でも、70台を越すエントリーの中で決勝のポールポジションを獲得します。けれどもレースでは3位となってしまい、お決まりの超不機嫌顔での表彰台となります。
物凄いエントリー台数の中のポールは大変な名誉ですし、決勝だって、3位です。そんなに不機嫌にならなくてもと思いませんか?
よく言えば純粋。悪く言えば、わがままなナオさんは、いつもそんな調子です。
でも、優勝するためのテストとかの細かい努力は嫌いなんです。
ですが、彼はレースに掛ける情熱はちゃんと持っています。関東から鈴鹿に寝ないでレースに来るのも、情熱がないと出来ませんし、お金の工面も情熱がなければ難しいです。
レースに掛ける情熱もあって、レースで勝つ能力もある。神様はナオさんにいくつもの才能をプレゼントしてくれたけれども、同時に課題も一緒にプレゼントしてくれたようです。
僕とナオさんの付き合いもそれなりに長くなって来て、ナオさんがチームに来た頃に比べれば、格段によくなっているのは間違いないのですが、それでもまだまだです。
先日も、ナオさんと話したのですが、「昔の自分を振り返って、ボス猿さんに怒られた事は、当時は理解出来なかったけど、今なら理解出来ます。」と言ってました。
でも、現在の問題点を説明しても、なかなか理解してくれません。これもやはり何年かして、理解出来る時がくると思います。
でも、少しでも早く理解出来れば、それだけ多くの優勝を積み上げられると思います。レースに情熱を傾けたのなら、その情熱に見合ったご褒美をもらいたいですよね。
ナオさんは、もっとご褒美もらえるはずです。あともう少し、別のジャンルの情熱も傾けられればの話ですが。。。。
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