鈴鹿テスト
- 2010/08/01 23:00
昨日は鈴鹿にテストに行ってきました。チーム員7名で楽しい遠征です。
僕はMAXのエンジンの難しさに、ちょっと頭を抱えていましたが、頭を抱えていても進歩がないので、やれるだけの事をやるしかありません。それには事前テストしかありません。
そんな訳で、昨日も暑さが爆発していましたが、必死に走りました。
細かくキャブの仕様変更を繰り返しながら、パワーバンドがどういう風に動くのかを確認します。かなりの時間を割いて、色々テストしましたが、ベストな仕様にはたどり着けませんでした。
でも、今回のテストで解った事も多くて、もうちょっとで、全貌が見えそうです。
MAXエンジンの複雑な特性はドライバーの走らせ方で大きく変化します。Aドライバーが速い仕様は、Bドライバーでは遅かったりするんです。これがとても問題です。
どうも、僕はそれが顕著のようで、みんなが当たり前に速く走れる仕様では、まったく走れません。体感でも遅いですし、タイムも悪いです。なんでこれほど違うのかを考えたのですが、僕はMAXのレースを始める前に、全日本FSAに出場していました。このカテゴリーは大口径のスライドキャブレターを使用していて、これを速く走らせるのはとても難しいんです。どうもこの辺りに、僕の不思議ちゃんぶりの秘密がある気がします。
全日本FSAはカートレースの最高峰でしたので、参加ドライバーは20名前後でした。現在はそんなカテゴリーはありません。当時の生き残りも少なくなって、現在、MAXクラスにエントリーしているのは3人か4人くらいでしょうか。彼等も苦戦しているのかは解りませんが、MAXクラスのトップドライバーとは何か違う走らせ方をしているのかもしれません。
そんな訳で、他のドライバーのデータは僕にはまったく当てはまらないので、些細な事から全て、自分だけのオリジナルを構成しなければダメみたいです。
まぁ、それならそれで、他のドライバーのデータに振り回される事もないので、自分がしっかりテストを繰り返すだけです。
次の鈴鹿でどれくらいの状態までこれるかは解りませんが、少しずつ前進して行きたいです。
さて、今回はニューシャーシーで走りました。それがどうだったのかと言うと、ちょっと想像していたのと違って、苦戦となりました。走り始めてすぐにシート位置がよろしくない事が解りましたが、今日のメインはエンジンの謎を解くことだったので、そのまま夕方までひたすら走りました。
とても乗りづらかったのですが、我慢して走り、最後の最後で、エンジンテストに見切りを付けて、ちょっとだけシャーシーのセット変更を施したところ大幅にタイムアップしました。次回はシート位置を変更して行くつもりです。
そんなに負けていないだけに、何かでちょっとでもパフォーマンスを上げれれば、面白いレースになる気がします。それはシャーシーでも良いのですが、出来れば動力系が良いですね。決勝のグリッドに並べる直前まで悩みぬいてちょっとでも良い仕様を目指します!
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