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お勉強。

カペタを読んでいる人は現在、F-3に出場するカペタとライバルの金田選手とのバトルのシーンを記憶している人もいると思いますが、カペタがF-3で初優勝する雨の茂木でのレースで、ライバルの金田選手のお父さんが金田君の昔の不良仲間に「レースは一から十まで頭の勝負や!」ってなコメントがあります。

そうなんですよね~。レースはまさに頭の勝負です。ここで言うところの頭の良さの中には、レーシングスピードで物事を考えると言う、難しい部分も含まれますが、それ以外でも、ピットで受ける指示も一を聞いて、十を知るようなドライバーはやはり頭の良いドライバーと言う事になります。

レースの合間のタイトな時間に色々な例え話を駆使して、解り易く、噛み砕いて説明しないと理解出来ないようでは、「コイツは使えないな。」となってしまいます。

学校のお勉強もそうですね。授業を聞いていて、それだけである程度、頭に入っている人と授業のスピードに付いていけなくて、なんのことやらさっぱり解らないなんて人は、後でガッツリ自主勉強をしないと、一気におバカさんの仲間入りとなってしまいます。

では、どうしたら、相手の言葉が頭にしっかりと入るのか?

それには、まず日本語のお勉強が必要です。国語ではありません。日本語のお勉強です。

日本語が不得意では、英語はますます難しいですね。だって、英語を覚えるのに、説明は日本語で受けるのですから、日本語が苦手では厳しくて当然です。

数学も生物もみんなそうです。基本は、日本語の読解力がない人はどうしても苦戦してしまいます。

そこで、僕がチームのジュニア君にいつも言う事があるのですが、それは、「ともかく、好きなジャンルで良いので、本を読む事。」

これは、本当に効きます。お勉強をする時に、教科書や参考書を読むわけですが、1回読んで頭に入るのと、何回も読まないと頭に入らない人では、進むスピードも違います。嫌いな教科書を少ない回数読めば良いとなると、結果的に自分が楽になります。

好きなジャンルの本なら、そんなに辛くはないと思います。それで練習が十分に出来ます。

読む力が身に付くと、色々な言い回しも頭の中に入るようになります。その結果、聞く力も育ちます。

どうですか?ジュニアじゃなくても良いんですよ。大人になってからでも間に合います。仕事で覚える事も沢山ありますが、覚える事の達人になれれば、仕事の時間を短縮出来ます。

好きなジャンルの本を読む。こんな事で自分が変われるのだとしたら、ちょっと頑張っちゃおうと思いませんか?

お金を掛けなくても、自分のレベルを上げることは出来ます。僕の進める読書はひとつの案に過ぎません。自分を一段、高いステージに上がる為に、何が有効なのか?それを考えるのにお金は掛かりません。そんな努力もしないで、「俺はお金が無いから、努力しても無駄だ。」なんて言っているヤツはそのままのポジションにいて下さい。向上心を持って、今の自分に何が出来るのか?と常に自分を高める為の方法を考えるのも、素晴らしい事です。

レースは頭の勝負です。体を鍛えて、頭も鍛えて、バランスの良いドライバーを目指しましょう。(最近、歳を取ってきて、頭も体もキレがなくなって来たボス猿は読書、読書の毎日です。出来る事をコツコツと。。。。)

  • 2010/07/09 19:17

忘れてはいけないもの

現在、レースに出場しているチーム員はその費用の捻出に四苦八苦しているのですが、ジュニア君達は当然ながら、親御さんの支援でレース参戦しています。

カートレースと言えども、本格的に優勝を目指して戦う、もしくは将来はプロドライバーを目指すなんて事だと、参戦費用に天井がないかもと思えるほどです。

誰もが、潤沢な資金があるわけではありません。僕もそうでした。全日本FSAに参戦していた頃はあたりまえのように千万単位の参戦費用を投じているライバル達に、僕は人には恥ずかしくて言えないほどの金額で戦っていました。

そんな中で、現在F-1で活躍するハミルトンとロズベルグがチーム マクレーレンからワールドカップに参戦した時に、僕も一緒のレースに出場しました。当時15歳だった彼等の年間参戦費用が2億円と知って、「カートのレースに2億って!」と思いっきり驚いたのを覚えています。

しかも、「カートレースなのに、マクラーレンって!」って2度目の驚きです。

そして、もっと驚いたのが、15歳の彼等はプロドライバーとしてお金をもらってレースに出ていた事です。だから、当然のようにメディアの対応にもプロとして、しっかりと受け答えしていて、その意識の高さに感心させられました。

そんな話を聞くと、才能のあるドライバーは苦労もせずに、良いチームで潤沢な資金でレースに出れて良いなと思うかもしれません。

でも、どんな世界でもそうですが、プロはやはり厳しいんです。お金をもらう以上、結果を求められます。結果が出なければチームから放出されます。今の自分を維持するためには常に、努力は怠れません。

ハミルトンとかニコの話だと、あまりにも世界が違い過ぎて、自分と照らし合わせ辛いですが、基本は同じです。

誰かの支援を受けるって事は易しい事ではありません。それはジュニアであっても同じことです。親御さんの支援を当たり前と思っていてはダメです。自分がどんなに恵まれているのか、またその恩恵をただ受けるだけではダメなんだと気づきましょう。

何故、自分のためにお金を使ってくれるのか?何故、貴重なお休みを自分のレースのために充ててくれるのか?親子だからと甘えていてはダメなんです。

僕のレースは前にも書きましたが、スポンサー様からの費用で助けられてきました。他人のためにお金を使うのは特殊な事です。カートレースのスポンサーになっても宣伝効果は薄いからです。それでも、スポンサーになって、支えてくれた企業様には今も感謝の気持ちで一杯です。スポンサーさんだけではありません。長年、僕のエンジンを担当してくれた、加藤さんは金銭的に苦しい僕を見かねて、安いメンテナンス費用にレースサポートもほとんど、ただ働き同然で応援してくれました。

こんな風に、自分を支えてくれる味方の事を大事にしなければなりません。自分のために何かをしてくれた人に最初はありがたいと思っても、それが麻痺して、だんだんと当たり前になって来てしまってはダメです。

レースは一人では出来ません。自分を支えてくれる人の存在に対して、感謝の気持ちを忘れてはいけないって事ですね。

さらに言えば、結果で恩返し出来る時もありますが、上手く行かないレースもあります。それでも支援してくれる仲間や親御さんに「次に頑張れば良いんだよ。」と言ってもらうためには、精一杯の努力を怠らない事です。

100パーセントの努力をしても結果が出ないのがレースです。でも、本気の努力が見られないとなると、応援している周りの人はどう思うでしょうか?自分がレース参戦出来ている事の感謝とそれに報いるための努力を怠ってはいけません。

特に親御さんの支援を受けているドライバーは親子と言うことで甘えてしまいがちですが、それではダメです。レースに向けて、出来る限りの努力をするのは当たり前ですが、感謝の気持ちもちゃんと伝えなければなりません。言葉にするのが照れくさいのであれば、何か行動で示すのも良いと思います。一般の子供に掛けるお金とは単位が違う金額を支援してもらっているのだから、自分が出来る家の仕事は積極的に手伝いましょう。

レースで勝つのは簡単ではありません。技術だけではダメですし、気持ちだけでもダメです。運も必要ですが、ラッキーだけで優勝は難しいです。全てをバランス良く持つには人間的に成長しなければなりません。最後の最後で勝敗を分けるのはこういった部分です。

大人になっても忘れてはいけない部分です。レースって本当に難しい、だからこそ優勝した時の喜びも大きいんですね。

これを、読んだチーム員はもう一度、自分に当てはめて見て下さい。胸を張って、自分は頑張っていると断言出来る人以外は、今日から心を入れ替えて、初心に帰り、初めてカートに乗った日の事を思い返しましょう。これからレースが出来る喜び、それを与えてくれたのが誰なのか?そう思えば、くだらない口答えなんてしてられなくなるはずです。感謝の気持ちは絶対に忘れてはいけないものって事ですね。

そういう訳で、チーム代表として、親御さんに聞き苦しい受け答えを発見した場合はトイレのスリッパで後ろから、しばきますのでそのつもりで♪

  • 2010/07/08 21:41

何でなんだろう?

今日も雨の中、レンタルカートのお客様が走りました。最近、毎週必ず遊びに来てくれている3人組さんなのですが、そろそろレースに出場するようです。

ここで疑問が生まれます。レンタルカートのお客様はかなりの確立でレースを目指します。ですが、レーシングカートのお客様をレースにお誘いしても、なかなか出場してくれません。

この差はいったい何故なんでしょうか?

現在の白糸シリーズはレーシングカートのクラスとレンタルのクラスの併催で行われているのですが、レーシングカートに出場するドライバーはかなり節約モードです。ですが、それでも一日、練習する走行費用よりもレースエントリー費の方が高いです。

レンタルカートのみなさんもそれは同じで、練習走行の費用よりもエントリー費の方がやはり高いです。

レーシングの方はレースだからタイヤをフレッシュにしたいとかあると、ますます差が出ますが、そうしなければ多少の差額でレースに出れます。

レーシングカートの人達の方が、マニアック度は高いはずなんですが、レンタルカートの方達の方が、レースを目指す人が多いのはどうしてでしょうか?

やはり金額の問題でしょうか?僕はなんとなく違う気がします。

そもそも僕が初めてカート乗った時には、とにかくすぐにでもレースに出たかったんです。自分がどの程度速いのかとかまったく考えませんでした。そして、カートに乗り始めてすぐにレース出場したのですが、今と違ってレース人口も多く、僕が参加したクラスは予選落ちも出るほど、盛況でした。

当然、初めてのレースで右も左も解らなかったので、まとものレースになるなんて思っていませんでした。間違って予選を通れば楽しいな、ぐらいに思っていた記憶があります。

今のレンタルカーターさん達がまさにそんな感じです。「僕なんかじゃ、ビリの方ですか?」とか心配されながらも、レースに出たいと思う気持ちは強いようです。

初めの疑問に戻りますが、レーシングカートのみなさんはプライドが高いのかもしれません。レースに出るからには、良いポジションを走りたい。そのためには、フレッシュタイヤを使いたいし、エンジンだってオーバーホールしたい。フレームも最新鋭の物が欲しい。そんな事を考えていると、お金が掛かって、なかなかレース出場までたどり着けません。そうして、「やっぱりレースはやめとこう。」となるのかもしれません。

そう考えると、レンタルカートのレースは多少の個体差はあっても極力、ラップタイムを揃えてありますので、エントリー費用さえ、捻出すれば、楽しくレースが出来ます。初めから優勝出来なくても、楽しめればそれで良いんじゃないか。となっているような気がします。

こんなると、レーシングカートの人口はなかなか増えないのに、今年から始めたレンタルカートのレースが凄いスピードで増えているのもそれなりに解る気がしますね。

でも、レーシングカートのレースに狂ってきた僕にはレーシングカートレースの本当の魅力を解ってくれたら、もっと沢山の人が気軽にレースに参加してくれるのにと思います。しかし、マニアックなレーシングカート乗りにはどうやって説明してもなかなか解って貰えません。あんまり薦めすぎると、「ボス猿のヤツはレース、レースってうざい!」って思われたくはないので、難しいですね。

とりあえず、レンタルカートの人たちの殆どがレースを目指してくれているのはとても嬉しいです。レースに出場してくれた方は、レースで良い結果を獲得するためにより一生懸命になります。やがて、ただ走るだけではつまらなくなって来ます。でも、レースのために苦手なコーナーの克服を頑張るんです。何故、頑張るのか?それは速く走りたいからではありません。レースで良い結果を出したいからです。レースはタイムなんか関係ありません。いくら速くてもレースに勝つための強さが無ければどうにもなりません。その辺りは練習走行しかしていない人達には解らない部分で、そこにこそレーシングカートの面白さが集約されています。

現在、レース参加者がどんどんと増えているレンタルカートですが、レースの難しさや面白さが解ってもらえていると思うので、これからももっと増えそうです。そうなるとレーシングカートとのギャップがますます開いてしまいそうで心配です。

僕の理想は、レンタルカートからレースの世界に入ってもらって、よりハイレベルなレーシングカートの方にステップアップしてくれるようになる事です。そうなるとレーシングカートのレースも参加台数が増加して、もっと面白いレースになると思います。

白糸レンタルカートレースからレーシングカートのレースにステップアップする第1号は誰でしょう♪

  • 2010/07/07 20:37

勉強熱心

日曜日にレースだったので、流石に今週はレースが終わったばかりですから、走りに来てくれる人も少ないと思われたのですが、今日は先日のレース参加者さんが練習に来てくれました。

軽い気持ちで始められるレンタルカートのレースですが、始めたからには優勝したいと思うのは当然です。

レーシングカートもそうですが、最初は走るたびにタイムが上がります。しかし、何時もでも上がる訳もなく、何時しか走っても走っても、タイムアップしない時が来ます。

それがトップタイムなら、そのカテゴリーの限界って事になるかもしれませんが、だいたいの場合はもっと速いタイムを刻むドライバーがいて、その人とのタイムギャップに頭を悩ます事になります。

どうしたら、今よりも速いタイムを出せるのか?どの部分が遅いのか?悩みは尽きません。

今日のみなさんも、コーナーの攻め方なんかを質問して来てくれましたが、走行していて、自分では気が付かない事を誰かに教えてもらえる事は問題解決の糸口になったりします。

レンタルもレーシングも基本は同じなのですが、良いタイム出そうとすると、ほとんどのドライバーがコーナーの進入速度を上げようとブレーキングを極限まで我慢したりします。

ブレーキングを頑張ると、マシンは暴れだそうとします。それを捻じ伏せて走るのは頑張っている感もあり、その満足感で「かなり攻めて走ってます!」ってなります。

ところが、ブレーキングで奥まで進入してくると、結果的にアクセルを開けるポイントが遅くなります。アクセルを開けている時間を長く取れれば良いとみんなが思うはずですが、結果はブレーキを我慢する方向に頑張ってしまいます。

例えば、自転車で坂道を上る時には、上り坂の途中からペダルを漕ぎ出すのは大変です。平坦な道から勢いを付けて、坂道を一気に駆け上がりたいと思いませんか?

この助走部分がコーナーリングの前半にしっかりと稼げるかは大きなポイントです。

これから長い直線が始まる最終コーナーでブレーキングを我慢した結果、エンジン回転のボトムが下がってしまったのでは、助走がないのと同じです。

この辺りの意識を変えることによって、タイムが上がったりします。

こんな風に、自分ではタイムを縮めるためにと思っている事が意外なことにタイムダウンの元凶だったりする事はよくあります。

視点を変えれば気が付くことが沢山あります。柔軟な頭はどんな世界でも大事って事ですね。

さて、今月は僕の鈴鹿があります。最近はあまり良いレースが出来ていませんが、問題点を分析してどこかに答えが必ずあるはずなので、そろそろ謎を解き明かしたいと思います。

あまり、確信はないのですが、先日、夜中に飛び起きて閃いた事があります。その時は寝ぼけていましたし、夜中と言う事もあって、「絶対に間違いない!!」と強く確信したのですが、冷静になると、「そうだったら良いな♪」くらいにトーンダウンしました。

今回の鈴鹿でまず試してみたいと思います。低速から高速まで思ったようにエンジンが回ってくれたらと考えると楽しみですが、なかなか思ったようにはならないもんです。過度の期待は持たないようにしようと思います♪

  • 2010/07/06 20:33

白糸シリーズ第4戦

昨日の白糸はとても暑くて、ちょっとヤバイくらいでした。今年からリニューアルした白糸シリーズも第4戦を迎えて、参加台数も増加しているために、駐車場も一杯です。(レーシングカートの参加台数は増えていないのですが。。。。)

参加者が増えると、活気も出てきてちょっとしたお祭りみたいで良い感じです。白糸の奥さんに頼んで、かき氷とかフランクフルトとかやってもらうと、もっと盛り上がるかもしれませんね。

参加台数が少なくて、寂しいレーシングカートですが、そんな中で王子のスピードは相変わらずで、ちょっと手が付けられない感じです。

しかし、その王子から主役の座を奪ってしまっているのが、ツボリンです。恐ろしく古いカートに古タイヤ、エンジンも絶対に速くないんですが、王子以外のドライバーとは互角以上に走ってしまいます。物理的に考えて、ありえないのですが、外から見ていると、動きがカートの動きではありません。それはカートレースを見たことがない人が見ても、1台だけ、とんでもない走りをしているのがはっきりと解るレベルなんです。

それは、僕からしたらとんでもない走りですが、ちょっと感動ものですらあります。

今回はなんと2位でフィニッシュして、見ている人の視線を完全に独占してしまいます。今度から入場料を取ろうかと思うくらいです。

さて、レンタル耐久は初代王子とマンセルさんが組んだ、「チームイーストポイント」が初優勝です。タイトラ、予選、決勝、そしてファースティストラップと、取れるものは全部取った感じの完全優勝でした。

これは気持ちよいですね。レースをしているみんなが、やれるものならやりたいのが完全優勝です。

第2位にはランキングトップの「チーム 天」が入り、シリーズ獲得に向けて、磐石な感じです。

そして3位に入ったのが「KATZ レーシング」です。このチームも必ず上位に顔を出す強豪チームで、メンバーが入れ替わっているのに、表彰台に上ってくるんですからたいしたもんです。

今回のレースも上位2チームは同一周回と緊迫したレースになりました。回を重ねるごとに各チームのレベルが上がってきているので、ますます僅差となり最後まで優勝チームが解らない面白いレースになってます。

レンタルスプリントにも同じことが言えます。開幕戦は7台のエントリーだったスプリントも第4戦は30台に増えました。

予選を3クラスに分けて、争ったのですが、デビジョン1に出場出来るのは、各クラスの上位3人プラス1人です。予選を3位でフィニッシュしても、決勝のグリッドは7~9番グリッドですから、デビ1の優勝はかなり大変です。

激しい予選でスピンやクラッシュをして、タイトラで上位だったのに、デビ3行きになってしまった人もいますので、デビ3も上位は激戦です。そして、デビ3の優勝は遅沢選手でした。なんと遅沢選手はタイトラでトップタイムを叩き出して、予選をポールからスタートしたのですが、残念なクラッシュでデビ3となってしまいます。決勝は独走となりましたが、次は手堅く予選をまとめて、デビ1出場を目指して欲しいと思います。

2位には、ジュニアドライバーのコオタ君が入りました。彼も予選でクラッシュしてしまいましたが、決勝はしっかりとバトルで打ち勝って、嬉しい表彰台です。

3位には水口選手が入り、レースの面白さが解ってしまったと思います。

そして、デビ2ですが、デビ1行きこそ逃したけれど、スピードを持ったドライバーが多く、その中から、見事に優勝したのが、安藤選手です。神奈川からの遠征ドライバーさんです。次はデビ1の表彰台に上ってもらいたいと思います。

第2位には殿下さんが入りました。今回はかなりのスピードがあったので、デビ1行きを逃したのは残念でしたが、しっかりと表彰台をゲットしました。

そして、第3位にはレディースドライバーの田代選手が入りました。白糸レンタルシリーズで初めて、表彰台にレディースドライバーが上がりました。スピードは十分ですからレースで実力を100パーセント発揮出来れば、デビ1行きも十分に可能と思われます。

狭き門を掻い潜って、栄えあるデビ1行きとなり、激戦を制したドライバーはタクヤ選手です。レーシングカートドライバーのタクヤ君はバトルも冷静で、6番手から大逆転の優勝です。ポールからの優勝も気持ち良いですが、追い上げての優勝も格別です。

第2位には初代王子が入りました。決勝ポールからスタートして、耐久に続いて、2冠達成かと思いましたが、最後の最後でタクヤ君に追いつかれて、バトルとなり後半のスピードで勝るタクヤ君にシリーズを考えて、あっさりとトップの座を明け渡します。この辺りがベテランですね。

3位には「初代 撃墜王」ことミッフー選手が入りました。彼も9番手からの追い上げての表彰台でした。この追い上げが出来る実力があるのが、デビ1です。タイトラはスピードがあれば、上位にこれますが、予選での接触もまずいですし、スピードがあっても抜けなければ、優勝は難しいです。追い上げが出来るのが本当の実力者なので、やはり流石と言えるでしょう。

デビ1の表彰台は現役チーム員に復活チーム員が占めて、レーシングカート乗りが独占しました。レンタル組の逆襲に期待したいと思います。

  • 2010/07/05 21:53

復活!

今回のレンタルカートスプリントにある男が復活して出場します。その男が今日、久しぶりに白糸にやって来て、明後日のレースに向けて、リハビリで走りました。

かれこれ5年は走っていないと思われますし、レースにいたっては10年は出ていない彼は、最初こそ噛み締めるように走っていましたが、徐々にペースを上げてきて、最後はかなりまともなタイムを記録して終了となりました。

先日、グレンブルー伝説の男シリーズの第1回を書いたばかりですが、第2回を書く前に伝説の男の復活です。

彼がどうして伝説の男なのかは、彼のニックネームで推察出来ると思います。

ニックネームは「初代!撃墜王」です。

普段の彼は人当たりの良い、真人間なのですが、一度ステアリングを握ると変貌します。(どっかで聞いたような話だな。。。。)

彼がレースを一生懸命に追いかけていた頃は、それはそれはよくぶつかっていました。公式練習でぶつかって、予選でぶつかって、決勝でぶつかる彼は、マシンを降りると、途端に普通の男に戻るので、コース上であれだけキレキレの男と同一人物とはとても思えなくて、周りの人間を唖然とさせていました。

ですが、今回はレンタルカートです。当社のレンタルカートはサイドバンパーも付いていますし、前後のバンパーもそれはそれは頑固です。ちょっとやそっとじゃ大丈夫です。おそらく。。。。

それに、彼もあれから10年も経って、結婚もして子供も生まれて、大人になったと思います。いや、思いたいです、はい。

だから大丈夫です。たぶん。。。。

  • 2010/07/02 18:23

魅せたねぇ~

昨日のF-1はウエバーのクラッシュにヒヤリとさせられましたが、それ以外は下位のチームもトップチームに肉薄するタイムを出していて、見ごたえのあるレースでしたね。

ただ、パッシングがし難いコースなので、そう言った意味では単調になりがちでした。

そんな中で、やはり魅せたのが可夢偉君ですね。ウエバーのクラッシュでペースカーが入って、かなりの車両がピットに向かったのに、可夢偉君はコースに残ったのはかなり勇気のいる作戦だったと思います。

リスタート時に3位にいた可夢偉君ですが、周りは一流ドライバーです。そこへお世辞でも速いとは言い難いマシンでそのポジションに居座るのは、結構ハートの強さがいると思います。

事実、可夢偉君の後ろにはバトンちゃんが絶えず隙を伺っていた訳で、パッシングがし辛いコースだけに、遅いマシンで隊列にふたをするようなシチュエーションは厳しい以外の何者でもないと思います。

しかし、彼はバトンに抜かれないだけではなくて、見ていてもバトンが仕掛けるシーンもあまり見られませんでした。

そして、なんと言っても、最後の最後でピットに飛び込み、アロンソの後ろでコースに復帰して、あのアロンソを抜き去って、さらにファイナルラップの最終コーナーでブエミをも刺したのは素晴らしいを通り越して、感動ものでしたね。

僕が驚いたのは、前回のレースでオープニングラップでさっかくジャンプスタートを決めたのに、自分のミスでリタイヤしていたので、今回もポイント確実のポジションを走っているのに、アロンソ辺りに仕掛けていって、接触リタイヤなんて事になったら、どうしましょう?とか思わないんだろうかって所です。

フェラーリのドライバーでワールドチャンピオンだとか考えるようじゃあんな芸当は出来ないって事ですね。

しかし、ピットイン後に戻った位置がアロンソの後ろで、「あ~残念!」って思ったけれど、可夢偉君的には、アロンソの後ろに戻って、アロンソ、ブエミと立て続けて抜いたほうが、圧倒的に良かったですね。

世界中が注目するオフィシャル映像にしっかりとリプレイ付きで写っていましたね。

残り少ない周回で、ソフトのフレッシュを履いたのだから、速くて当たり前と思われますが、それだけではないのは間違いありません。

コースがコースだから仕方ないのですが、アロンソとブエミの抜き方は、ほとんどカートのパッシングでしたね。

今までの日本人F-1ドライバーとはあきらかに違う、何かを持っている可夢偉君に期待しちゃいましょう。

しかし、ウエバーのクラッシュのオンボード映像ですが、綺麗な青空が映し出されてゾッとしましたね。僕もクラッシュして宙に舞って、視界に青空が見えたことがありますが、この後に地面に叩き付けられる衝撃に備えた記憶が蘇りました。(あの時は新車を数周でオシャカにしたのでした。。。。)

まぁ、ウエバーに怪我がなくて良かったです。今年のウエバーにはかなり期待しているので、クラッシュで怪我をして、数戦出場出来ないなんて事になったらせっかく、ここまで良いレースをしているだけにもったいないですからね。

しかし、ウエバー。。。。なんでぶつかっちゃったの????

  • 2010/06/30 00:00

う~ん瑞浪

昨日は瑞浪のレースでした。天気予報どおり、朝から雨が降っています。

レインでの公式練習が始まり、SS組の4人はなんだかあまり良さそうな感じではありません。特にナオさんはまったくエンジンが吹けません。

次にスーパーSSの公式練習が始まり、期待のヤマシタさんが、終始トップタイムだったのですが、最後に逆転されて2位です。

タイトラが始まり、SSの4人は少しでも上位のポジションを獲得したいところです。その結果、タナ~カが6位とまずまのポジションを獲得します。タナ~カはブランクが長く、さらに年齢的にも、じじいの仲間入りをしていますので、かなり頑張ったのではないでしょうか。

まともに行けばグレンブルーのエースドライバーのナオさんはタナ~カ以上のポジションを獲得しなければならないのですが、まったくエンジンに変化はなく、下位に沈んでしまいます。

オオキ君とシュンの新人コンビも厳しいグリッドですが、オオキ君は手違いでレインタイヤが超厳しいもので臨まなければならなくなってしまい、それでも中段にいるのはなかなかかもしれません。

一方、シュンは初めての遠征ですから、厳しい順位も覚悟の上なので、ここから頑張ってお勉強です。

ヤマシタさんのタイトラですが、アウトラップのタイムはまだまだ課題として残っていたので、今回の1周タイトラは試練の時です。結果は5位でした。以前のヤマシタさんを考えると、かなり頑張ったのではないでしょうか。

予選で復活したいナオさんですが、キャブを変更したりするのですが、良い方向に向きません。序盤は上がるのですが、徐々に下がって、決勝は19位スタートです。

期待のタナ~カですが、オープニングラップで4位に上がります。そのままさらに上位を狙いたいところですが、後続のドライバーと接触して最後尾まで落ちてしまいます。シュンとオオキ君コンビは厳しいながらも頑張って周回します。ですが順位は回復出来ません。

ヤマシタさんの予選はスタート直後のヘアピンの進入で真後ろのドライバーに追突されてスピンしてしまい、その場でリタイヤです。

期待のタナ~カとヤマシタさんの二人が上位から消えて、ますます、ピンチのチームグレンブルーです。特に、SSクラスの4人はそろってグリッドの後方を独占する形で、僕は、まじめに凹みます。

決勝に向かい、ナオさんはエンジンを積み替えることにします。

決勝がスタートして、上位にナオさんが進出するにはオープニングラップで5台くらいはやっつけないといけません。しかし、イン側がスタートで出遅れてために、ナオさんは上がるどころか下がってしまいます。ますますヤバイと思ったところで、ナオさんの動きがかなり良さそうです。特にエンジンは完全に復活しています。その結果、まさに大暴のナオさんです。

毎周のように、ファースティストラップを塗り替えながら、トップグループよりもかなり速いタイムで追い上げます。

しかし、序盤に順位を下げた事と、隊列が分断してしまっていたので、ナオさんが追いついたカートは全部抜きましたが、8位で終了です。あと数周あればって感じでした。結果は8位でしたが、もちろんファースティストラップはナオさんです。こうなると予選までの不振が悔やまれます。

同じように後方グリッドからスタートしたタナ~カ、オオキ君、シュンの3人は、瑞浪の激しいバトルに破れた感じで後方から這い上がることなく終了です。

最後に、ヤマシタさんの決勝です。予選をストップしたので、最後尾付近からの追い上げです。好調のヤマシタさんは次々にパッシングして、順位を上げます。最後は5位まで帰ってきます。アウトラップのタイムもそうですし、パッシングもそうです。苦手な部分だった事を、どんどんと克服しています。レースが楽しくて仕方がないのではないって感じですね。

やっぱり瑞浪のレースは面白いですね。今回は結果的には今一歩でしたが、新人君達も良い修行になったと思うし、タナ~カもかなり頑張りました。ナオさんのスピードは相変わらず素晴らしく決勝はクラスが違うんじゃないかと思うほどの速度差でした。

ヤマシタさんはアラ還です。物凄く元気なアラ還ですが、向上心は20代の青年よりもあると思います。間違いなく成長を続けているヤマシタさんかなりカッコ良いですね。

自分のレースの3倍疲れた今回の瑞浪でしたが、また行きたくなるから不思議ですね♪

  • 2010/06/28 22:49

瑞浪です。

今日から瑞浪です。今回のメンバーはヤマシタさんとタナ~カさんとナオさんとオオキ君と僕の甥っ子のシュンの5名です。

今日は一日中、雨でした。ナオさんはタイヤもエンジンも使いたくなかったので、ほとんど走りませんでした。明日は解禁です。思いっきり暴れてもらいたいと思います。(時々、本当に暴れますが。。。。)

ヤマシタさんは午後からコースインして、まずまずのタイムで走行出来ました。明日に期待が掛かります。

タナ~カさんもブランクと使用したレインタイヤのショボさを考えるとかなり健闘していると思います。彼もまた十分に期待出来ると思います。

オオキ君もまずまずですが、ちょとラップタイムが安定しないので、明日はレースの基本中の基本であるレース中の安定ラップをあげる練習をしてくれればと思っています。彼も成長著しいので、今回もまたワンステップ上がってくれるような気がします。

最後にシュンですが、白糸以外のレースは初挑戦です。今年からカートに乗り始めて、早いもので半年経ちました。まだまだ遠征は厳しいですが、結果よりも短い期間で急成長を遂げるためのお勉強だと思っているので、少しでも長くコース上に留まって、速いドライバーから何かを盗んでもらいたいですね。

そんなシュンはレインの瑞浪を上手く走れずに苦戦を強いられましたが、最終セッションでやっとセットの良いところが見つかって、ちょっと希望の光が見えました。希望の光と言っても携帯のディスプレイくらいの明るさなので、あまり大それたものではありません。まずは完走が目標です。

比較的に全員、まずますかもしれません。明日も雨絡みの予報です。トラブルで走れないのは論外ですが、接触もやはり頂けません。きちんとレースディスタンスを走りきれれば、もしかするともしかするかもしれません。(もしかしなかったらそれはナオさんの責任です♪)

  • 2010/06/26 22:09

復活組

最近、レンタルカートのお陰で、カートと縁遠くなってしまったチーム員が復活して、懐かしい顔を見せてくれるようになりました。

かなりの期間を冬眠していた彼等ですが、グレンブルーには伝説のチーム員が数名います。現在、復活してくれているチーム員さんは、比較的ノーマルな人達なのですが、今も語り継がれる伝説のチーム員にも是非、復活してもらいたいですね。

今日は、グレンブルー伝説のチーム員特集と言う事にしたいと思います。

栄えある、第1回グレンブルー伝説のチーム員特集のトップに登場するのは、ヤマグチ君です。

彼は、某一流自動車メーカーでテストドライバーをしていたのですが、僕との出会いで人生が狂い、その一流企業を退職して、グレンブルースタッフになって、働きながらプロドライバーを目指すと言う、なんとも破天荒な男でした。

もちろん、僕は反対しました。レースは趣味で楽しめばよいので、せっかく、誰もが羨む職業に就いているのに、それを投げ出して、レーシングドライバーの道に進むのはどうなんだろう?と説得したのですが、頑として聞きませんでした。

結局、一流企業を退職して、グレンブルーにやって来た彼は、ショップで働きながら、カートレースに参戦する毎日を送りました。

今思えば、彼はとても素直で良い子でした。何をやるにも一生懸命で、それ故、なにか仕事で失敗しても、どこか憎めないキャラクターでした。

そんな彼が何故、伝説の男なのかと言うと、彼は一生懸命になればなるほど、常識ではありえない事件を巻き起こしてしまうんです。それなのに、純真で憎めない男なので、余計に始末が悪いんです。

僕の鈴鹿のレースでの事です。予選ヒートをトップでフィニッシュして車検場に帰って来た僕に、遠くから絶叫しながら、大喜びで駆け寄ってくるヤマグチ君。「ボス~~~!!凄いじやないですか~~~!!!トップですよ~~~!!!!!!」

僕は、「ま、まだ予選だから!そんなにはしゃいだら恥ずかしいだろ!!」と必死になだめます。

また、これも鈴鹿なのですが、タイトラをトップバッターで臨んだヤマグチ君。(当時は1周タイトラだったんです。)

車検場に帰ってきて、飛び跳ねながらガッツポーズを繰り返しています。

「おいおい、なんだあれは?」と車検場に行くのが恐ろしくなる僕。

行かない訳には行かないので、恐る恐る近づくと、「あっ!ボス猿さん!!!凄いタイムが出ました~~~!!!」と叫びながら近づいて来ます。

「恥ずかしいから!!黙って!!」となだめて、事情を聞くと、どうやら、アルファノが故障したらしく、絶対ありえないタイムが表示されていただけの話でした。そのタイムはコースレコードを軽く2秒ほど超えていて、冷静になれば、すぐに故障だと気づきそうなもんですが、アドレナリンが出まくっている彼には解からなかったようで、車検場で激しく狂喜乱舞していた訳です。

「例えば、良いタイムが出ていたとしても、この後、みんながアタックするんだから、何位になるか解からないでしょ!だからはしゃぐな!!」と引きずるようにして、車検場を後にしたのでした。

鈴鹿と言えば、こんな事もありました。公式練習を走るヤマグチ君。レースアナウンサーさんが、「現在のところ、トップタイムを刻むのは、グレンブルーRTのヤマグチです。」

むむ??ヤマグチ君がトップ???と慌てて、コンクリートウオールに飛び出ると、加藤さんが区間タイムを計ってます。

「加藤さん!!、ヤマグチ君がトップって本当ですか??」と加藤さんに聞くと、「そんな事ね~ら~。だって、ほら、抜かれていくよ。」と確かにコース上では、みんなに次々に抜かれていくヤマグチ君の姿が。

何で??と頭にクエスチョンマークがいっぱいです。やがて公式練習が終わり、正式に結果が張り出されると、トップタイムのところに、ヤマグチ君の名前があります。(当時は現在のように公式練習とタイトラが繋がってなくて、別々に行われていたのでした。)

しかし、アルファノではトップタイムどころか、ビリから数えたほうが良いんじゃないかと思えるタイムしか記録されていません。

どうやら、前回は自分のアルファノを狂わし、そして今回は鈴鹿の公式のタイム計時をも狂わしたようです。いったいどうやったら、鈴鹿の公式計時を狂わせるの?と彼の負のパワーにチーム員一同で唖然としたのを覚えています。

もちろん、その後のタイトラでは実力どおりの下位に沈んだのでした。

もし、タイトラも計時を狂わして、トップタイムだったら、予選ヒートでポールからスタートして、ボコボコにされるところでした。

こんなヤマグチ君ですが、冒頭にも書きましたが、とにかく良い子なんです。そして、何事にも一生懸命なんです。困ったことに。。。。

彼の伝説のごくごく一部で、このブログに書ける範囲の易しいレベルの事を書きましたが、本当はもっと洒落にならない事件を毎日、引き起こしたヤマグチ君。でも。。。。復活してくれないかな?

当時は毎日繰り出すトラブルでお腹一杯だった僕はすっかり余裕がありませんでしたが、今なら広い心で受け入れられそうです。連絡待ってるよ♪

次回は何時になるか解かりませんが、伝説の男、第2弾をお送りしたいと思います。ヤマグチ君に勝るとも劣らない猛者が控えています。お楽しみに♪

  • 2010/06/23 21:46

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