週末に瑞浪MAXシリーズがありました。チームから6台が参加しました。
6台の中に瑞浪初出場のドライバーが2名含まれています。新しくレースの世界に飛び込んで来てくれるのはうれしい事です。
初出場組のアイさんは、第3戦のみの参加でしたが、なんとか決勝を無事に走り切って、まずは1レース分のお勉強が出来ました。重量的にも厳しいアイさんは、まだまだ良いタイムでは走れませんが、大満足の初瑞浪だったようです。これから頑張って練習してタイムアップして行って欲しいと思います。
もう一人の初出場がハヤトです。まだカートに乗り始めて2か月のハヤトは当然ですが瑞浪の走行経験もないので、まずは事前に1回走らせたところ、とてもスムーズにタイムアップして行って、これならレースに出てもみんなに迷惑はかからないと判断して、今回のレース出場となりました。
走行すればするほど現段階では速くなって行くと思われたので、金曜日に走らせたかったのですが、都合がつかずに第3戦の朝にぶっつけ本番で走ります。
初めてのフレッシュタイヤに戸惑いながら第3戦は終了。思ったとおりにタイムもまずまずで、これが初参戦とは思えないほど順調です。
続く第4戦の決勝はレースにも慣れて、オープニングラップのヘアピンでキクチ君を抜いて、3位を走行、しばらく3位に居座ります。やがて必死のキクチ君に抜かれましたが、危なげないパッシングも見せて、これからの彼のレースに期待が持てるデビュー戦になりました。
ミッフーは前回よりも好調で、期待が掛かりましたが、こんな時には空回りするのがミッフーで追突してペナルティをもらったり、重量失格だったりと第3戦は終了です。
第4戦も好調を維持していましたが、バトルで後続の選手と接触、後方に沈んでしまいます。でも、上向いて来ているのは間違いないので、継続してテストをして欲しいと思います。
キクチ君はほぼ1年ぶりのカート走行です。そして当日入りのぶっつけでレースです。キクチ君はレンタルでの参戦なので、まずはカートに慣れたいところですが、「いきなりタイトラです。第3戦はまだまだのまま終了。そして第4戦で上向きましたがもう一歩の3位で終了。本来のスピードには、まだまだですので、せめてもう少し走って欲しいところです。
次にユウマですが、彼もレンタルです。今回からカートをクロックに変更して臨みます。彼もまた、まだまだ慣れていない状況でレースが進行して、第4戦の決勝では、かなり乗れて来て、一時はトップも走りましたが、最終的には2位でした。ユウマももう少し継続して走りこんでもらえれば、違ったレースになると思います。
最後にリクです。彼は今年からジュニアMAXにステップアップしましたので、なかなかの激戦の中でのレースです。頑張って練習もしていますが、上位のドライバーはもっと走りこんでいるので、簡単にはタイム差は詰まりません。今回も厳しいレースになりましたが、少しづつタイム差も埋まって来ています。
そんな中、第4戦の決勝は初めてのレインレースです。レインのライン取りを教えはしましたが、それをいきなりレースで試すことになって、プレッシャーもあったと思います。しかしレインはセットアップの優劣でドライでは叶わない相手と対等に戦える場合があります。なんとかリクをバックアップするべく、ギリギリまで細かいセットに悩みます。
決勝がスタートして、すでに雨は上がっています。路面温度が高い事でどんどんと乾いて行きます。そこを見越してスリックを装着しているドライバーもいます。僕のレースであれば、スリックで行きたいところでしたが、経験値の低いリクには安全策でレインを装着します。他のドライバーもレインの比率が高く、なんとかもう一雨来ることに期待して送り出します。
しかし、路面の乾きは早く、スリック勢が優勢です。中盤が近づいても期待した雨は来ません。スリック勢がトップグループを形成する中で、リクのタイムはレインを装着しているドライバーの中では良いタイムです。やがて期待していた雨が降り出して、レインが威力を発揮するかと思われましたが、中盤までの乾いた路面を走行したことでレインタイヤはボロボロです。
それでもファイナルラップのタイムを確認したところ、リクのタイムは全体の4番手で、レイン勢の中ではぶっちぎりに良いタイムです。やはり雨の中では十分なスピードがあったと思われました。
ドライでは後方のドライバーの中でも厳しいリクでしたが、レインレースになった事で、周りのドライバーとしっかりとバトルが出来て、良い経験になったと思います。
次はドライのタイムも上げて、みんなとバトル出来るようになって欲しいと思います。
第4戦を終えて、みんなが上向いたレースが出来たので、次に繋がる週末になったと思います。ここからもっと上向くためにしっかりと練習して行って欲しいと思います。