先週末は鈴鹿選手権の開幕戦がありました。今回はチームから6台が参戦しました。
スーパーSS組のナオさんとマコちゃん、そしてヤマシタさんは今年からタイヤが変更になったため、このオフシーズンにテストが必要だったのですが、このレースウイークまで、誰も新タイヤを履いていませんので、かなり厳しい状況でのスタートです。
そんな中、手探りのタイトラでナオさんが8位、マコちゃんが14位で、ヤマシタさんが18位です。思った通りの状況ですが、なんとか少しでも上位を目指します。
予選がスタートしますが、ナオさんのエンジンが掛からずにローリングから大きく遅れて、せっかくの8位スタートでしたが、最後尾からのスタートとなってしまいます。
しかし、セット変更が上向いたナオさんはファースティストラップを出しながら9位まで順位を回復します。マコちゃんも11位まで上がり、ヤマシタさんも14位でフィニッシュです。
少しずつ上向いてきた3人ですが、決勝ではまたナオさんが迷走して10位に落としてしまい、ヤマシタさんも18位まで落ちてしまいます。そんな中、決して本調子ではないですが、マコちゃんは表彰式まであと一歩の7位でチェッカーを受けました。
今年から採用されたブリヂストンの新しいタイヤは季節が変われば、また様子が違ってくると思うので、やはりレース前にきちんとテストをする必要がありそうです。
ジュニアMAXに参戦したセナ君とヤスダ君はタイトラでヤスダ君が8位となんとか上位で戦えそうなポジションに残ります。しかし、セナ君はまだまだ鈴鹿そのものが、攻略出来ていないので、後方のポジションです。
予選がスタートして、スタートで7位に上がるヤスダ君ですが、この辺りのドライバーはバトルも上手く、最後は10位までポジションを下げてフィニッシュです。
セナ君も、少しポジションを上げましたが、まだまだ後方からは抜け出られていません。
そして決勝がスタートして、今度はスタートで下がるヤスダ君です。その焦りからか最終コーナーで飛び出して最後尾まで落ちてしまいます。そこから抜いて上がりますが、パッシングが決まらずに、ラップタイムで大きく劣る後方のドライバーを簡単に抜けません。1台抜くのに時間を掛けすぎて、13位まで戻った時には12位のドライバーは遥か彼方で、彼の追い上げはそこで終了です。
セナ君ですが、スタートで行き場を無くして最後尾まで順位を下げます。そこからはペースも上がらずに、今回は厳しい状況のまま終了かなと思われたファイナルラップで、突然、それまでのラップタイムを大きく更新します。走り方の何かを掴んだようです。次に繋がるレースになったと思います。
アバンティのマスダ君は、前日までのタイムが出せれば、そこそこのポジションを走れるかもと思いましたが、タイトラが15位と、実力を出せずに終了です。本人曰く、「今日は気持ちの問題で上手く走れていない。」との事です。予選も同様で、特に良い雰囲気はありませんが、飛び出した選手もいて、12位で決勝に臨みます。
決勝がスタートして、トップグループで多数が消える大波乱があって、マスダ君は一気に6位になります。そのままの順位でフィニッシュ出来れば、初めての表彰式と思われましたが、彼よりも後方スタートのドライバーに抜かれて7位でチェッカーを受けました。
彼が言うように、レースは気持ちが大事です。レース日に実力を出し切るためには強い気持ちが必要です。レースの雰囲気に飲まれずに、大事なポイントで良いパフォーマンスを出せるようなしたいですね。
開幕戦が終わり、まだまだ課題が多いみんなですが、シーズンは始まりました。今年も可能な限りベストなレースを目指したいと思います。