先週末は鈴鹿選手権でした。
金曜日の段階で、ちょっと面白い発見をして、KTエンジンの3人は揃ってペースアップを果たしました。ストレートエンドも伸びますし、ピックアップも良くて、とても良い感じです。
しかし、土曜日の午後辺りからナオさんのペースが少し落ちて来ました。どうやらエンジンのライフが終了して崖を越したようです。
ヤマシタさんとヤスダ君は好調なまま決勝日を迎える事が出来ました。
タイトラでヤスダ君はもう一歩決まらずに中段です。実はヤスダ君、ちょっとスランプで、幾つかのコーナーの走り方が分からなくなってしまっていて、週末を通じて、色々とアドバイスしましたが、なかなか良い方向に向かないままレースになってしまいました。
ストレートは速いので、抜きに行けるのですが、インフィールドセクションはパッシングに行けません。逆に失うタイムが大きくて、コーナーで抜かれる感じです。
予選、決勝と前を走るドライバーのスピンに巻き込まれる不運もあって、最終的に中段を抜け出せずに終了です。エンジンは終始、速かったので、このままの調子を持続しつつ、スランプを早めに抜け出して欲しいと思います。
ナオさんとヤマシタさんも厳しいレースでした。ナオさんは力のないエンジンで頑張りましたが、トップグループはいるものの、抜け出す力がなくて、前を走るドライバーの執拗なブロックを打ち破れずに、7位フィニッシュでした。
ヤマシタさんは、タイトラで鈴鹿のオフィシャルのミスでコースイン出来ずに、抗議してやっとコースに入った時には、残り時間も僅かで、残念なタイトラになりました。鈴鹿のオフィシャルさんの教育を徹底してもらって、さらに悪質なブロックや接触にペナルティを課して欲しいと強く思いました。
ヤマシタさんは焦りからか予選のスタートで接触して、大きく出遅れて単独走行になりました。でも相変わらずスピードはあって、単独走行のタイムがトップを独走するドライバーさんと同等のものでした。これにはとても驚かされました。
期待のかかる決勝です。今度は接触することなく、順位を上げ続けて、12位でフィニッシュです。タイトラ、予選が悔やまれたレースでしたが、決勝で気持ちよくパッシングを決め続けられたので、いくらかは慰めになったようです。
さて僕ですが、今回は参加台数が多いので、タイトラが重要です。しかし、今回も引っ掛かって、A組の16位とピンチです。
予選で挽回したいところでしたが、スタート直後の1コーナーで多重クラッシュを避けていたら、すっかり順位を落としてしまいます。さらに急に降りだした雨の影響で、直前のカートがスピンしたので、コースオフして避けましたが、僕もスピンです。
17位までに入らなければ、デビジョン2行きになってしまうのですが、再スタート後には、前には誰も走っていなくて、「これはデビ2行き決定だな。」と思ったのですが、雨スリックのレースで接触も多いですし、コントロールが出来ずに大幅にペースを落とすドライバーも多く、誰にも追い付かないと思っていたのが、どんどんと順位を回復します。
しかし、僕自信もバトルで接触もあって、せっかく回復した順位をまた失ったりしながら、結局は3回もストップしましたが、16位でフィニッシュ出来て、何とかデビ1進出となりました。
デビ1のスタートポジションは32位と思いっきり後方ですが、それでもまだジャンプアップして上位進出を目指します。
決勝がスタートして、今度はうまく1コーナーをクリアして3コーナーまでは順調でしたが、S字に入ろうとした時に後方のドライバーが止まりきれずに僕のリアバンパーに乗り上げて、そのままサイドボックスまで進行して、2台はコース脇に停止しました。そこから相手のカートを降ろすのに一苦労している間に今回も前には誰もいなくなってしまいました。
結局は、ファイナルラップの最終コーナーでやっと1台に追い付いて、抜いたところでチェッカーです。
今回は、まったくレースをさせてもらえずに終了して、フラストレーションが溜まる酷いレースでした。年齢の衰えと共に、こんなレースが増えてきました。だいぶ厳しくなりましたが、今年は精一杯頑張り続けると決めたので、諦めずに頑張りたいと思います。