先週末は瑞浪MAX最終戦でした。いよいよ冬の到来で、お日様が出てくれれば、何とか大丈夫なのですが、ちょっとでも太陽が隠れると完全に真冬です。
そんな中でキクチ君ですが、初めてのMAXエンジンに苦戦するものと思われましたが、とても順調に走り始めました。
土曜日の5セクションを使って、かなり上位タイムに近づいていたので、タイトラに期待がかかりましたが、緊張からか、渋滞の中でまったくアタック出来ずに終了してしまい順位は11位です。
しかし、緊張もここまでで、予選ヒートからは落ち着いたレース運びで5位まで順位を上げます。
予選ヒートまでにおおよそのセットが出たので、決勝ではさらにポジションアップを狙います。
そして決勝がスタートします。キクチ君はここでも冷静に順位を上げて、3位まで来ます。
2位の選手との争いになってトップは逃げて行きますが、ファイナルラップの11コーナーで2位に立って、そのまま2位フィニッシュです。
今年からレーシングカートのレースに本格的に参戦し始めましたが、学校の行事もあってフル参戦は叶いませんでした。
しかし第4戦にはコースレコードを塗り替えてポールポジションを獲得、予選ヒートもぶっちぎって決勝もポールを獲って決勝ヒートのほとんどを先頭を走りましたが、レース経験の少なさから悔しい2位フィニッシュでした。
しかし今回の2位は、前回のレースから学んで、しっかりとレースが出来ました。これで彼はキャリア5戦で2位が2回と、かなり良い感じです。後は初優勝を待つばかりですね♪早くその瞬間に立ち会いたいと思います。
さて、僕のレースですが、タイトラからつまずいてしまいます。鈴鹿でも感じたフレッシュタイヤでグリップを感じられない症状に今回も悩まされます。
コースインして周回を重ねても、グリップがなかなか上がって来ません。コースに留まる事が精一杯の僕の後方から速いカートが迫って来たので手を上げてスローダウンして進路譲ろうとしたのですが、アタック中だったので減速しきれなかったらしく追突されてコースアウト。ただでさえグリップしないのに泥だらけのタイヤで再度コースインしましたが、当然、まともなタイムにならずに7位で終了です。
予選ヒートまでにグリップ不足の対策を施して、スタートしますが、直後の2コーナーで多重クラッシュで、またしてもコースアウト。しかもその責任は僕にあるとの裁定になって、レース人生、2度目のペナルティを受けます。(1度目が前回のレースだったので2回目の早さにショックです。。。)
しかし、貼り出された結果表をみて、僕の真後ろを走っていたドライバーさんが、抗議に行ってくれたみたいです。
そのドライバーさんはオンボードカメラを装着していて、その映像には僕が原因で起きたクラッシュではない事がしっかりと写っていて、肉眼でも確認したけれども、クラッシュが僕が起因していないことを証言してくれました。
しかし、コースアウトした後にコース復帰に時間がかかり、予選ヒートを最後尾で終えていた僕は、ペナルティは不本意でしたが、最終的に、僕も避けきれずに前のドライバーさんに当たったのは事実なので、そのままペナルティを受けました。
気持ちを切り換えて、決勝ヒートのセット変更に集中する事にして、パフォーマンスアップを目指します。
そして決勝ヒートがスタートして、今回は鬼門の2コーナーを上手く切り抜けて、かなりのジャンプアップに成功します。しかし、その後のタコツボで前を走る2台が接触して、コースを塞ぐ形になって、何とか軽い接触で回避しますが、ほとんど停止した状態になってしまい、前を走るドライバーとの差は裏ストレート一本分となって、最後尾から上位に復帰する野望は厳しくなります。
しかも、変更を施したはずの僕のカートは、相変わらず低いグリップに悩まされながらの走行でかなり厳しい状態です。
しかし、6周を過ぎた辺りから、ある程度のグリップが出てきて、一気にラップタイムが上がります。前を走るドライバーにグイグイと追い付きますし、後ろのドライバーもついてこれません。ここからファースティストを塗り替えながら、さらに順位を上げて、ファイナルラップの11コーナーでは完全にトップグループのテールを捕まえるところまで追い付きましたが、レースはそこで終了です。
残念ながら7位までしか届きませんでした。あと2周あれば、またはオープニングラップのタコツボのクラッシュに巻き込まれなければと、頭のなかにタラレバの話が浮かびましたが、これがレースです。あそこが悪いとか、あれがああなっていたらとかを、後ではなんとでも言えます。やはり、些細なことで流れを失わないように、本当の意味での集中が必要になるんだと改めて、思いました。
ダメなレースが続いていますが、排気バルブの新しいシステムになってエンジンは常に速い状況を維持しています。常に変動する諸々の状況に追い付いて行けていて、パフォーマンスを失う事はほとんどありません。やはり排気バルブが悪さをしていて難しいMAXエンジンをより複雑にしていたようです。
しかし、前回の鈴鹿と今回の瑞浪は体調不良と決まらないシャーシに悩まされています。
今回の決勝ヒートのセットからさらに進めた仕様を鈴鹿に持ち込んで、短いテスト時間ですが、エンジンに負けない良いシャーシパフォーマンスを目指したいと思います。(体調も、もう少しで回復すると思います。)
さて、今年のラストレースです。現状のベストを出したいと思います!