昨日は瑞浪MAX最終戦がありました。
今回はノービスクラスにマスダ君が出たので、僕も一緒に出ることにしました。
マスダ君は初めてのノービス車両に、馴染む事が先決ですが、走れる時間が少ないので、キャブを含めたセット変更も、同時進行で進めます。
マスダ君は決定的に遅いコーナーがあって、それはアバンティに参戦している時にも同じなのですが、MAXエンジンの方が顕著にタイムに現れて、そこがクリア出来ないと、かなり厳しいレースになりそうです。
昨日のレースも区間タイムで測ると、まさに問題のコーナーだけが異常に遅くて、トップグループとのタイム差は全てそこにあるようでした。
レースの結果はタイトラが中段で、予選、決勝と中段から抜け出せずに終了しました。
しかし、課題が明確になりましたし、ヒントも掴んだようなので、引き続き、トライして行って欲しいと思います。
さて、僕のレースですが、前日からとても速くありません。
履いているタイヤが古いのが一番問題なのは解かっていたのですが、今回はマスダ君のついでに出たので、モチベーションも低く、当日にフレッシュタイヤを履いてから考えようって感じです。
公式練習が始まって、僕は昨日のグリップしないダメタイヤのままなので、キャブレーションのチェックだけが目的です。しかし、それさえも古いタイヤとフレッシュタイヤでは大きな違いがあるので、一発タイムを狙うタイトラは「きっと、こんな感じ♪」みたいに想像するしかありません。
公式練習でフレッシュタイヤを履く猛者もいたのですが、その割には僕は7番手と、それなりです。
いよいよタイトラです。アタックラップに入る頃には、先ほどまでのダメタイヤとの違いを確認しながら、予選のセットを考えます。
今回はタイトラだけ2クラス分けになったのですが、僕の順位は3番手です。
思ったとおりにキャブレーションもかなり違いがあって、シャーシーセットと合わせて、予選の仕様に悩みます。
とりあえず、良い方向と思える仕様で予選に臨みます。スタートポジションは6位です。
予選がスタートして、2コーナーまでに上手く2位まで上がります。
しかし、ストレートが決定的に遅く、インフィールドも良い感じとはとても呼べない仕上がりで、徐々に順位を下げて、最終的には5位でフィニッシュです。
しかし、みなさんとバトルをした結果、確かな方向性が見えたので、あとは、何処までその仕様を突き詰めるかだけです。
次は決勝なので、やりすぎれば、一気に下位に落ちると思いますし、足りなければ、大きな改善は望めません。
考えに考えた結果、自分的にはかなり頑張った仕様で決勝に向かいます。
決勝がスタートして、今度は普通に5位で2コーナーに入ります。
その後、タコツボで4位に立って、そこからは、全てタコツボで順位を上げます。
2位に立った段階で、そのドライバーとバトルになって、トップは逃げていきます。
しかし、僕を含めた上位陣でそのトップのドライバーを追いきれそうな人はいなかったので、もうひとりの速いドライバーが追いついて来る前に、なんとか2位を確保する作戦に切り替えます。
ストレートエンドで抜かれて、タコツボで抜かし返すを繰り返している内に、終盤になって、トップを走っていたドライバーにエンジントラブルが発生して、2位争いがいきなりトップ争いに変わります。
僕をトップに残り2周となり、タコツボまで来ます。
タコツボコーナーにターンインしようとした瞬間に、僕の後ろのドライバー達が多重クラッシュを起こして、一気に4台が止まります。
残り1周半で、これから最後の攻防って意気込んでいたのですが、まさに拍子抜けって感じです。
そのままファイナルラップはスローダウンしながらも、2秒以上は引き離して無事にチェッカーを受ける事が出来ました。
久しぶりのMAXエンジン搭載のレースで優勝する事が出来て、マスダ君のついでに出た割には、こんな事もあるんだなって感じです。
決勝に向けての仕様変更は思ったようになった部分と、上手く行かなかった部分とありました。ストレートタイムは狙ったようにはなりませんでしたが、インフィールドのタイムはかなり向上しました。
これをベースに、より戦闘力が高い仕様に辿り着ければ、もう少し楽しめるかもしれません。
レースの表彰式があって、次にシリーズ表彰だったのですが、僕は1レース欠場していますし、他のレースもたいした順位じゃなかったので、そそくさとバスで着替えていたら、エイコーさんのスタッフが僕を呼びに来て、「ボス猿さん!シリーズ表彰があります!」との事、僕は、「シリーズに入った?何位だろ?5位くらいに入れたのか???」と不思議な気持ちで発表を待っていたら、なんと!2位でした。なんでだろ?
しかし、僕のレースにも、上手く行く時が極々たまに訪れます。次は何時の事やら。。。