2014年白糸開幕戦
昨日は白糸レンタルシリーズの開幕戦がありました。
今年は雪の影響があって、開幕戦のエントリーもちょっと寂しい感じになりました。
耐久には6チームが参加してくれました。
昨年と変わらない顔ぶれがほとんどで、2013年のチャンピオンチームの「中部連合軍」も参加してくれました。
昨年と変わらない顔ぶれと書きましたが、実は中に一人、チームの中では、知らない人はいないくらい有名なドライバーが参加してくれました。
その名は、マサヤです。
彼は小学生の頃からグレンブルーに所属して、そのずば抜けたスピードで、数々の伝説を残し、やがてカートを卒業してフォーミュラーの世界に駆け上りました。現在は結婚もして、3人の子持ちになりましたが、カートレースに復帰を目指して、肩慣らしに参加してくれました。
現在、グレンブルーに所属しているドライバーさん達は、マサヤと一緒にレースをした事がある人は少なくなっていて、最近、走り始めたようなチーム員は僕の話の中のマサヤしか知りません。
それでも、僕が話すマサヤの伝説は知っていて、そのため、チーム内で知名度抜群です。
そんなマサヤの参戦もあって、参加台数は少ないものの、みんな、大いに盛り上がりました。
耐久レースの結果は、優勝がケンタとサトウさんが組んだ「チーム ケンタウロス」です。2位に、昨年の覇者「中部連合軍」で、3位がサクライ君とマサヤが組んだ、「四櫻」です。
今回のレースは上位5チームが同一周回と、最後までどこが勝つのか解らない、とても面白いレースになりました。
次回は参加台数も増えると思いますので、ますます面白くなると思います。
午後の耐久レースは今年から、デビション制ではなくて、ウエイトでクラス分けをする形になりました。
体重55キロと70キロの2クラスで章典も別々に付いて、シリーズを争う事になります。
まずは55キロクラスですが、優勝はヤスダ君で、2位にヤマグチ君、3位にはマスダ君が入りました。
ヤスダ君はスプリント初優勝で、予選3位からの嬉しい優勝となりました。
レース内容も、落ち着いてミスも少なく、ヤマグチ君やマスダ君を引き離してのトップチェッカーは本当に成長が伺えました。来週はいよいよ瑞浪シリーズが開幕しますが、とても良い流れだと思います。
マスダ君、ヤマグチ君は、常に上位を走るドライバーですが、今回は、内容でヤスダ君に及ばなかったのが、残念でした。次回の巻き返しに期待したいと思います。
55キロクラスはヤスダ君以外にも、僕から合格点をもらったドライバーがいました。名前はカイリ君です。
一番最近チーム員になってくれたカイリ君は、現在、高校生ですが、白糸レンタルレースに初出場です。
練習もまだ、ほとんどしていない彼ですが、とても初出場とは思えないレース展開で、決勝も一時、3位を走り、まさに大健闘でした。
落ち着きもありますし、スピードもあります。レースの展開を自分に有利に導く事を学んでいけば、きっと素晴らしいドライバーに育ちそうです。またまた楽しみなチーム員の出現です。これからも、頑張って練習にレースに精進してもらいたいと思います。
次に、70キロクラスですが、昨年、全勝優勝と言う偉業を成し遂げたケンタと、復活戦のマサヤの対決が一番の見どころになりました。
ケンタとマサヤは年齢も近いですし、マサヤの現役時代にも対戦がありましたが、当時のマサヤは、まさにアンタッチャブルな存在で、ケンタも王子もナオさんも誰も、マサヤの影さえ踏めない感じでした。
あれから、ケンタも成長しましたし、マサヤはブランクがあります。
いったい、どんなレースになるのかは、僕も大いに興味がありました。
さて、気になる結果ですが、優勝はマサヤとなりました。2位にケンタ、3位にスギウラさんです。
序盤こそ、マサヤとトップ争いを展開したケンタでしたが、追いすがるスギウラさんの攻撃にも対応しなければならなくて、レベルの高い攻防は、精度の高い走りを、最後まで展開したマサヤに軍配が上がりました。
昨年、あれだけの強さを見せたケンタを引き離したマサヤの凄さが、改めて際立ったレースになりました。
しかし、ケンタも今回は2位に甘んじましたが、その差は本当に僅かだったと思うので、これもまた、展開を自分に有利にもってこれるかで、次回はまったく解らなくなると思います。スギウラさんもスピードアップして来ているし、70キロクラスもとても面白いですね。
どちらにしても、マサヤの出現でみんなのモチベーションが上がったのは間違いないので、次回は王子にも出てもらって、もっと面白くして欲しいと思います。次のレースが待ち遠しいですね♪
- 2014/02/24 22:49