昨日の走行会は今年、一番寒いんじゃないかと思える中でスタートしました。
気温も低いんだと思いますが、何より風が強くて、かなり厳しい条件でした。
路面温度も低いのでタイヤもグリップしません。さらにコース外の芝生が風でコース内に入ってきてしまうので、それもグリップを厳しくしている原因と思われます。
そんな中ですが、レースに情熱を傾けている愛すべきおバカさん達は、頑張って走ります。
午前中は通常の左回りで模擬レースをして、午後は逆走での模擬レースです。今回も逆走は初体験のドライバーさんも参加してくれていましたが、とても好評で、「これからも是非!」とリクエストされました。
レーシングの模擬レースは午前も午後もウエハラさんが、決勝トップチェッカーを受けました。昨年後半にカートをお買い上げ頂いて、正式なレースにデビューするために、目下修行中のウエハラさんですが、前回、今回と、2回続けて参加してくれました。昨日はかなり良い感じになって来たかなと思える走りでした。
ウエハラさんもレース形式で走る難しさを体験されて、正式なレースデビューに向けて、良いお勉強になっているようです。
ウエハラさんに続いて、2位チェッカーはヤスダ君です。昨年の夏からここまでで約半年のキャリアとは思えないくらいの伸びをしめしています。走行会や遠征に、積極的に頑張って参加してくれているので、やはり物凄いスピードで進歩しているようです。
このまま順調に伸び続けると、すぐにレースで上位を争えるようになってくると思います。きっとそうなった後の彼を見て、回りの人は、「才能のある子だね。」とかって反応になるのかもしれませんが、才能よりも、どれだけの情熱をレースのために傾けてきたかの方が大きいと言う事は、僕を含めたごくごく近い人間しか解らないんだと思います。
寒い時期に遠征してまで走るのはかなりの情熱が必要です。また、遠征に行き始めると、地元の白糸を卒業したかのように、おろそかに考える人が多いですが、それは大きな間違いで、白糸をきちんと走れるようになってもいないのに、軽視するようなドライバーは根本から考え直さないといけません。
カートに乗り始めたばかりの頃は、誰が速いとか、誰が遅いとか、将来的にはどう変わって行くか解らないのに、頭の中で、みんな勝手に順位を付けたりします。しかし、自分よりも遅いと思っていたドライバーが強烈に伸びてきて、何時の間にか自分よりも速いドライバーになっているなんて事は良くあります。
やはりレースに臨む意識の問題で、あれも楽しい、これも楽しい、ついでにレースも楽しいかも?なんてテンションでは、レースにのめり込んで、それ1本で頑張っているドライバーには勝てるわけがありません。
情熱なんて言うと、ちょっと恥ずかしい感じがしますが、やはり一生懸命に打ち込む事が大切です。ヤスダ君みたいに最近、走り始めたメンバーは、これからどんどんと伸びていくと思いますが、傾けた情熱の分だけ、伸びていけると思うので、これからも頑張って必死にもがいて欲しいと思います。
さて、昨日は愛知に住んでいるチーム員、ヤマシタさんが、遠方から駆けつけてくれました。そのため、夜はみんなで食事会です。楽しく美味しいご飯を食べて、また次の練習計画を話し合いました。
開幕戦はすぐそこです。これから、ますます急ピッチに進めて行きたいと思います。