suzuka 決勝日
昨日の鈴鹿の速報を書きましたが、ナオさんの結果だけが抜けてしまっていました。決して忘れてしまいたかったわけではなくて、単純に僕が忘れただけです。すみません。
昔、速報ではなくて、しっかりと一日のみんなの事を書いたのですが、ニシ君のレース内容だけがすっぽりと抜け落ちた事がありました。決してわざとではありません。
さて、ナオさんの鈴鹿ですが、カートを変更してから初めての鈴鹿で、エンジンも新品のため、前日からなかなか良いタイムが出せません。タイトラも33台中の16位です。
予選で巻き返したいところですが、9位が精一杯で決勝でどこまで上がれるかがちょっと心配です。
決勝がスタートして、7位くらいまで来ますが、1コーナーでスリーワイドの一番イン側に飛び込んで接触、その後、隊列から大きく遅れて単独走行になって終了です。
決まっていないカートで上位に上がるためにリスキーなパッシングに行った結果が悪い方に転んだわけですが、もう一度キッチリと仕上げてリベンジして欲しいと思います。
そして、マコちゃんとミッフー、ヤマシタさんのクラスですが、タイトラでヤマシタさんが、スーパーラップを決めて、なんと3位を獲得します。オーバー60歳として、大満足のタイトラだったと思います。
マコちゃんが6位のミッフーが16位です。
予選で期待のヤマシタさんは、ローリングでエンジンがかぶり気味になってしまって大きく後退、その後接触もあって、16位まで順位を落としてしまいます。マコちゃんはトップまで上がりますが、バトルも激化して、最後は2位です。ミッフーは10位まで、上がります。
いよいよ決勝です。マコちゃんは予選同様にトップを走ったりもしますが、最後は重くなってしまった路面に仕様が合わずに、6位でゴールです。スピードがあっただけに惜しいレースでした。
ヤマシタさんは、怒涛の追い上げを掛けましたが、途中で接触して大きく後退、無念の23位フィニッシュです。
最後にミッフーですが、スタートもバッチリ決めて、8位まで順位を上げますが、そこからは上がる事が出来ずに、一度抜いたドライバーとバトルになり、最後は体力不足で後退して(僕と同年代ですからねぇ。。。)9位フィニッシュです。今回の鈴鹿は土曜日の段階から非常にズムーズに走れて、沢山のドライバーとバトルが出来る状態でレースに臨みました。鈴鹿の走行経験を考えると、かなり頑張った結果だったと思います。次のレースに期待したいと思います。
最後に僕ですが、タイトラでは決まってないながらもタイムは出せそうなのにアタックが引っかかり4位です。今回は34台フルグリッドなので、クリアラップを獲るのが難しいんです。
前回の鈴鹿も、タイム自体は悪くないのにアタックが決まらずに4位となんだか同じような展開で、ちょっと不安になります。
そして、予選です。スタートは無難に決めて、すぐにトップに立ちます。このまま逃げれるかと思えましたが、1コーナーのブレーキングでアクセルが戻らなくなって、そのままスピン!後続のドライバーが上手く避けてくれたので、シャーシーにダメージはなくて、再スタート後も2~3回くらいアクセルは戻らなくなりましたが、なんとか8位まで戻して終了です。
またしてもダメそうな流れに、一瞬は「こりゃ、今回もダメか?」と不安になりますが、アクセルが戻らなくなるトラブルは以前もあって、前回まで使用していたカートでは出なくなっていたので、忘れていたのが、今回のカートでシートポジションとかをどんどんと変更している間に、いつの間にか昔と同じように事になってしまっていました。
昨日の最終セクションで出なかったのが、大事なレースで出る辺りが僕のレースですが、過去を思い出して対策を施していると、何処かで僕のトラブルを聞きつけて親分がパドックまで来てくれました。「ボス猿さん~、これはなぁ、ここをこうしたらええねん。」と目から鱗のアドバイスを頂いて、「えっ?こんな事で解決?親分、昔から僕これ、物凄く悩んでいたのに?」とあっさりと解決した事に拍子抜けです。。でもこれで、「なんだか、今日はいけるかも?」と俄然やる気になります。
しかし、僕が歩いていると、「ボス猿さん~スピン見ましたよ~、トップで単独スピンはあきませんわ~」と沢山の人に言われました。
すれ違いざまに会釈してくれるような、あまり親しくない人の視線にも、なんだか、「ボス猿もいよいよ終わりか?単独スピンって!」って思われているような感じです。
極めつけは、レースアナウンサーさんにも話しかけられちゃって、アナウンサーさんは大変綺麗な女性なのですが、その方にも、「ボス猿さん、どうしちゃったんですか?」と「ボス猿終了説」を心配してくれる眼差しです。
「実はアクセルが。。。。」と説明はしましたが、なんだか、「そうですか。。。。お大事に。。。。」って感じです。
「これは、イカン!!なんとか決勝で快走して、ボス猿終了説を打ち破らなければ!」と強く思いました。
そして決勝です。鬼門のスタートで慎重に行きすぎて、9位に下がりますが、すぐに挽回開始です。徐々に抜いて行きます。いつもよりもより確実に抜いて、終盤にトップに立ちます。
残り2周ですが、2位の選手にヘアピンでかなり強引に仕掛けられて、後部に追突されてヒヤリとした以外は、特に危なげなくファイナルラップを迎え、2秒近く引き離してトップチェッカーを受ける事が出来ました。
今回の鈴鹿は、いつものように途中までは悪い流れの中にいたのですが、途中から流れが変わり、最後は上手く行きました。路面がとても重たかったのですが、重たい路面には走り方があって、そこで全日本時代の経験が役に立ったようです。
シャーシーの変更で最後まで苦しみましたが、結果は優勝と、ベストな状態で、「今日勝てなければ、何時勝つの?」ってレースでダメだったりするのに、こんな時に勝てたりするのがレースの難しさです。
表彰式も終わり、片付けも終わって、みんなでコンビニで買い物していると、他のショップオーナーと会って、「ボス猿さん、おめでとうございます!でも、単独スピンはあきませんわ~」って、お前もかい!と強く思いましたが、笑顔は崩さずに、「アクセルがね。。。。」とこの日、何度目かの言い訳をするのでした。
こりゃ、「ボス猿終了説」、鈴鹿で僕のスピンを目撃した人達全員には説明しきれないので、このまま尾ひれが付いて、「ボス猿引退」ってなって行くかもしれません。(笑)
- 2013/04/29 21:03