昨日の白糸は天気も良くて、最高のレース日和となりました。
チームから、修行のために王子とオオキ君、ケンタにヤマシタさん、それに久しぶりのサクライ君とタクヤ君が参戦しました。
午前中の耐久レースは少年率いる、「team july」が終始トップ争いを繰り広げてたのですが、終盤に車両にアクシデントが発生してしまい、ルーティーンのピットインで対処したのですが、若干のタイムロスとなり、トップから陥落してしまいます。その後、クラッシュにも巻き込まれて、残念な5位となってしまいました。初優勝が目前だった為に、申し訳なかったのですが、実力がメキメキと上がってきているチームだけに、次回は是非、悲願達成してもらいたいと思います。
「team july」とトップ争いを演じていた、「AMT」は今回も好調でやはりトップチェッカーとなりました。2位には「オオキ君とタクヤ君が組んだ、「チーム MAZDA」が入りました。残り2周でパッシングに成功しての2位表彰台は見ているみんなが注目したバトルでした。
最後の最後で2位から引き摺り下ろされた「チーム天」ですが、今回はタイムが上がらずに、苦しみながらのレースでしたので、それでも、表彰台の一角に食い込むのは流石と言えると思います。
しかし、今回は上位4台が、同一周回の僅差だったので、(team julyにトラブルが出なければ、5台でした。)最後まで優勝の行方が解りませんでした。
みんなの実力が上がってきている証拠だと思います。「team july」はドライバー全員が大幅にタイムアップしていますし、4位に入った「ますだおかもと」も同様です。
やはりレースは最後まで、優勝チームが解らない混戦が面白いですし、争うチーム数も多いほうが盛り上がります。そんな観点で見れば、まさに良い感じになって来ている白糸レンタルです。
さて、午後のスプリントですが、タイムトライアルの総合トップをヤマシタさんが獲得します。アラ還レーサーのヤマシタさんは先日の鈴鹿でも素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれましたが、そのままの勢いで予選A組のポールポジションを獲得します。
総合2位に僕の甥っ子のショウが入り、予選B組のポールとなります。
A組、B組と分かれて争った予選で、ポールシッターの二人がそのままのポジションでトップ通過しました。その結果、トータルレース時間の速かった、ショウがデビ1のポールとなり、ヤマシタさんがセカンドとなりました。
今回の予選はかなりの波乱があって、白糸レンタルキングのミッフーが接触によって、なんとデビ2行きとなってしまいます。そのクラッシュの余波を受けて、王子にアキヤマ君、タクヤ君もデビ2行きなりました。
その結果、デビ1で楽しいトップ争いを演じてくれるはずのメンバーがデビ2に行ってしまって、デビ2でトップ争いで楽しむ方達にとっては大きな迷惑でした。
そしてやはり、デビ2の優勝はタクヤ君、2位に王子、3位にアキヤマ君となりました。(そりゃ、そうだろ。)
デビ1はレース序盤に逃げたショウを後半に猛追して来たのが、ガクちゃんさんです。残り僅かで遂に追いついて、3コーナーでインを伺いますが、ちょっと厳しそうだったので、そのまま2位でゴールとなりました。あと、1周あったら解らなかったと思えるレースでした。
3位には、オオキ君が入りました。レーシングカートの練習に出てくれたのですが、徐々に良い方向に向いていると思います。
今回、レーシングカート組がレンタルレースに出たのはまさに修行のためなのですが、混戦の抜け方、パッシングの仕方等、レーシングのレースで必要な事が容易に学べます。誰かと接触しても、スピンやコースアウトしないのも技術です。海外のレースで育った外人ドライバーは接触しても飛びません。これも大事な事です。
現在、白糸レンタルで僕が感心するのはガクちゃんさんです。彼はレーシングカートのレース経験もほとんどありませんし、体重もかなり重いです。それでも、常にトップ争いに食い込んで来ます。何よりも混戦を上手くすり抜けたり、誰かのバトルを冷静に観察しながら、便乗して、順位を上げたりと、僕が学んで欲しい事柄を実践しています。
ヒート中に夢中になってしまっていると、そんな芸当は出来ませんし、視野も広くないと出来ません。白糸レンタルに出続けてくれているガクちゃんさんは、今や、レースが出来る点ではレーシングカートのチーム員の中でもナオさんに匹敵すると思います。
何年もレーシングカートのレースに出ていても、なかなか身に付ける事が出来ない「レース力」を昨年1年のレンタルレースで身に付けたガクちゃんさんは、僕の注目のドライバーです。
白糸レンタルは、走れば、ドライバーを育ててくれる白糸で、濃密なレースレッスンをとてもリーズナブルな価格で出来ます。これは思わぬ副産物でした。今回、ヤマシタさんが、僕の誘いでレンタルレースに初めて参加してくれました。レーシングのレースに出ているドライバーにしたら、いくらボス猿がためになると言っても、話半分で聞いて、なかなか参加してくれないのが現状です。しかし、ヤマシタさんは普段から僕のアドバイスを真剣に聞いて、ちょっとでもためになると思えば、必ず、実践してくれています。今回も半信半疑だったと思うのですが、レース後に、自分に足りてない部分に気が付けたようです。スピードはかなりのレベルに来ているヤマシタさんですが、それとレースで結果を出す事は別の話です。その辺りをこれからも練習してもらえればと思います。
もっと、しっかりと宣伝して、参加者を増やせれば、かなり面白いレースになると思うので、これからも頑張って行こうと思います。