やっぱりナオさんは。。。。
昨日の白糸シリーズは、チームのみんながスタッフとして頑張ってくれました。気温も低かったので、なかなか厳しい面もあったと思いますが、最後まで手伝ってくれました。
そのお礼を兼ねて、最後にまたチーム員総出で、レンタルカートでレースをしました。今回は僕も参加します。
ちゃんとカートも、くじ引きで決めて、カートのゼッケン順でスタートです。
残ったくじが僕のですが、やっぱり9号車です。10号車はナオさんです。
「それじゃー行くぞー!」との僕の掛け声を、ナオさんは勝手に拡大解釈して、(どう聞いたらそうなるの?)僕がみんなで肉弾戦をしよう♪と考えていると取ったらしく、ナオさんの目の奥に怪しい炎が揺らめきます。
もともと、レーシングカートでも肉弾戦が大好きだったナオさんでしたが、僕が長年かけて調教して来ました。その甲斐あって、最近はかなりクレバーなレースも出来るようになって来ました。ですが、根本的には危ない本性は消せないらしく、心の奥でヤバイ、エネルギーがフツフツとクスぶっていたようです。
そんな事とは知らない僕は、見学しているチームのジュニア君やレンタルカート関連の方に、「これがレースです!」って胸を張れるような華麗なレースを見せたかったのです。
まったく、思いの違う二人が最後尾に並んで、波乱のレースがスタートします。
スタート前に、「ローリングスタートだよ。」と、みんなに念を押したのに、僕の前にスローダウンしたアムロがいます。彼は5号車ですので、「なんでアムロがこんな所にいるの?」と疑問に思っていたら、みんなが加速を始めても、アムロはどんどんとペースダウン、今にも止まりそうな速度です。どうやら、アムロはスタンディングスタートと思ったらしく、止まる気満々だったようです。
僕の前で止まろうとするアムロを後ろから、押しながらのスタートとなって、二人で大きく遅れます。やっと気付いたアムロが加速して、いよいよ模擬レースのスタートです。
いつもは、スタートでジャンプアップするのですが、アムロに邪魔された上に、ナオさんが一人で大暴れしています。ありえないタイミングでインに飛び込んで行って、2台で失速するパターンを繰り返していて、僕も危なくて、近寄れません。
やっと隙を見つけて、ナオさんを抜きますが、またしても玉砕覚悟のキレキレパッシングで横になって飛んで来ます。
「いったい、ナオさんはどうしちゃったの?」と呆れていると、ナオさんに触発されたアムロまで真横を向いて飛んで来ます。
「これじゃー、華麗とは程遠いんですけど!!」と怒る僕の気持はハイテンションな二人には伝わらずに、酷いバトルに付き合わされます。それでも少しずつ、順位を上げて、ファイナルラップで2位まで来ますが、バカバトルの間にセーフティーマージンを築いた王子は遥かなたでした。
レース後に、「いったいナオさんは何してんの?」と詰め寄ると、「えっ?、だってボスが肉弾戦やるぞーって言ったので。。。。」
と訳のわからない事を言ってます。
怒る僕に、「すみません。。。。てっきり肉弾戦かと思ったので。。。えーと、でも楽しかったですよね♪」とか言ってます。やっぱりナオさんはヤバイ男です。
- 2010/03/29 22:05